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睚眦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
剣の柄の睚眦

睚眦(がいさい、拼音:Yázì)は、竜生九子の一つ。ヤマイヌの首をもち、気性が激しく荒く、争いや殺す事を好む。よって、の環(刀を佩びるための輪)や、の鯉口、武器や罪人を処刑するためのに彫られ、古代(三国志時代)には軍旗などの図案に多く用いられた。

『睚』の字の由来はのきわ、『眦』は目のわずかに開きはじめた部分、で、どちらも、まなじりや目じりという意味である。また、どちらに字にも『にらむ』という意味があり、転じて『睚眦』には『目を怒らして見る。にらむ』という意味があり、転じて『わずか』という意味もある。史記范雎伝にある『睚眦之怨』(がいさいのうらみ)は、ちょっとにらまれた程度の恨み、という意味である[1]

脚注

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  1. ^ 鎌田正、米山寅太郎『新版 漢語林』(六版)大修館書店、1999年4月1日(原著1994-4-1)。ISBN 4469031070 

関連項目

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