矢部郷
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矢部郷(やべごう)は、肥後国(熊本県)の上益城郡の山間部にあった地域名。現在の山都町の一部。標高400-600m前後の高原で、九州のほぼ中央に位置する。阿蘇の南、阿蘇の外輪山の裾野に広がる(ただし南部の小峰などを除く)。冷涼で冬には降雪がある。肥後の有力豪族・一族であった阿蘇氏を語る上で、重要な場所である。
名産、名物
[編集]矢部郷と阿蘇氏
[編集]今は寂れた寒村だが、中世期においては、阿蘇神社大宮司家がこの地を拠点とし、絶頂にあった。阿蘇氏が拠点としたのは、現在の矢部高校がある敷地にあった「浜の館(はまのやかた)」である。阿蘇氏は菊池氏や相良氏と並び熊本を代表する一大豪族で、朝廷から度々高位の職階を叙した名門一族。
出典
[編集]- 『矢部町史』
- 『清和村史』