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矢野宏 (工学者)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

矢野 宏(やの ひろし、1931年5月13日[1] - )は、日本計測工学者

略歴

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東京府東京市(現新宿区)出身[2]。1955年、東京大学工学部卒業。田口玄一に師事し、1971年に「ロックウェルかたさ試験機の精度向上に関する研究」で東京大学より工学博士の学位を取得[3]

1956年、工業技術院計量研究所へ入所し、のちに力学部長を務めた[2]。1991年、宮城教育大学教育学部技術科教授。1994年、電気通信大学電気通信学部機械制御工学科教授。1999年から2007年まで東京電機大学客員教授日本規格協会参与[2]。品質工学会会長。2008年、応用計測研究所株式会社代表取締役[4]

著書

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単著

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  • 『計測管理工学入門』工業調査会 1984
  • 『計測管理の実際』工業調査会 1986
  • 『計測のおはなし』日本規格協会 1988
  • 『おはなし品質工学 タグチメソッド入門』日本規格協会 1990
  • 『測る 感覚を科学する』日刊工業新聞社 1991
  • 『誤差を科学する どこまで測っても不正確!?』講談社ブルーバックス 1994
  • 『品質工学入門 技術を変革する新しい考え方』日本規格協会 1995
  • 『単位の世界をさぐる 単位や標準はどのように定められるか?』講談社ブルーバックス 1997
  • 『品質工学計算法入門』日本規格協会 1998
  • 『やさしい「タグチメソッド」の考え方』日刊工業新聞社 2003
  • 『誤差のおはなし 測る世界の原点を探る』日本規格協会 おはなし科学・技術シリーズ 2005
  • 『超成功法 誰も教えてくれなかったタグチメソッド』講談社 2005
  • 『品質工学に挑む 技術開発実践現場の奮戦記』日本規格協会 2005
  • 『やさしく使える「タグチメソッド」の計算法』日刊工業新聞社 2006
  • 『そこにはすべて「誤差」がある なぜ予想違い・誤診・偽装が起こるのか?』技術評論社 知りたい!サイエンス 2009
  • 『品質工学概論』日本規格協会 2009

共編著

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  • 『精密プラスチック金型と成形技術』福井雅彦共編 日刊工業新聞社 1985
  • 『やさしい成形品質工学 プラスチック精密成形品の設計』編著 工業調査会 1987
  • 『統計手法と計測』共著 コロナ社 計量管理技術双書 1973-78
  • 『品質工学講座 7 品質工学事例集 計測編』共編 日本規格協会 1990
  • 『タグチメソッド その発展の流れをたどる コストを上げずに品質をよくする品質工学の秘密』田口玄一共著 産能大学出版部 1991
  • 『加工品質工学 生産技術の最適化』編著 工業調査会 1994
  • 『技術開発のマネジメント 技術革新を促進するタグチメソッド』田口玄一共著 日本規格協会 1996
  • 『刃物のおはなし』尾上卓生共著 日本規格協会 1999
  • 『機械・材料・加工の技術開発』編集主査 日本規格協会 品質工学応用講座 2001
  • 『コンピュータによる情報設計の技術開発 シミュレーションとMTシステム』編集主査 日本規格協会 品質工学応用講座 2004

脚注

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  1. ^ 『現代日本人名録』
  2. ^ a b c 矢野 宏 HIROSHI YANO”. ブルーバックスアウトリーチ. 講談社. 2020年6月16日閲覧。
  3. ^ ロックウェルかたさ試験機の精度向上に関する研究”. CiNii Dissertations. 2020年6月16日閲覧。
  4. ^ 『品質工学概論』著者紹介