知津狩川
知津狩川 | |
---|---|
水系 | 一級水系 石狩川 |
種別 | 一級河川 |
延長 | 14.5 km |
流域面積 | 38.6[1] km2 |
水源 | 阿蘇岩山 |
水源の標高 | 160 m |
河口・合流先 | 石狩川(石狩市) |
流域 | 北海道石狩振興局管内 |
旧知津狩川 | |
---|---|
水系 | 二級水系 旧知津狩川 |
種別 | 二級河川 |
延長 | 3.5[1] km |
流域面積 | 4.6[1] km2 |
水源 | 知津狩川 |
河口・合流先 | 日本海(石狩市) |
流域 | 北海道石狩振興局管内 |
知津狩川(しらつかりがわ)は、北海道石狩市を流れる石狩川水系の一級河川。上流から見て石狩川最後の支流である。なお本項ではかつての流路である旧知津狩川についても述べる。
地理
[編集]石狩市北部の阿蘇岩山中腹に源を発し、五の沢川・地蔵沢川を合わせ石狩市内を流れる。かつては厚田村との境界となっていた。増毛山地の南端部を流れるため地形はあまり平坦でなく、程なく石狩川へ流入する。とは言うものの河口は日本海に限りなく近い。流路延長14.5kmのうち、道管理の一級河川指定区間は五の沢川合流地点から河口までの7.5km。
中流域の高岡地区では1889年(明治22年)の開拓初期から水稲稲作が行われており、上流開発による流量減少対策として五の沢川・地蔵沢川をせき止め、1930年(昭和5年)にそれぞれ五の沢池・高富貯水池が作られた。
かつては現在の流路より北部へ蛇行し、シップ湿原を経由し日本海へ直接流入していたが、川幅の狭さと蛇行の激しさのために氾濫を繰り返した。1936年(昭和11年)より河川改修を行うことで水害は収まったが、集中豪雨の際にはやはり被害が大きく、流域の治水・水防事業は続けられた。1987年(昭和62年)には流量調節のため高富貯水池に高富ダムが着工し、2005年(平成17年)に竣工している。なお石狩川へ合流する河道が新たに作られ、旧河道は「旧知津狩川」となっている。この旧知津狩川は事実上は知津狩川の分流であるにもかかわらず、石狩川水系とは独立した二級水系である(全区間が二級河川指定)。
由来
[編集]アイヌ語で「シララ・トゥカリ」(岩の・手前)を意味する。石狩平野から見て砂浜続きの海岸であったのが、知津狩川の近辺で初めて山場になることから(日本海に直接注いでいた頃、海中には岩が所々で現れていた)。増毛山地と石狩平野のまさしく境界部を流れていることが、名称に示されている。
支流
[編集]- 堀頭川
- 地蔵沢川
- 鈴木の沢川
- 五の沢川
- 八の沢川
脚注
[編集]参考資料
[編集]- 石狩ファイル/0027知津狩川 - 石狩市
- 石狩ファイル No.0027-01 2005年2月5日発行 知津狩川(PDFファイル) - 石狩市
- 石狩ファイル/0034石狩の湖沼(五の沢池・高富貯水池) - 石狩市
- 石狩ファイル No.0034-01 2005年2月5日発行 石狩の湖沼(五の沢池・高富貯水池)(PDFファイル) - 石狩市