石上良平
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石上 良平(いしがみ りょうへい、1913年 - 1982年[1]11月9日[2])は、日本の政治学者。専門は社会思想史、特にイギリス政治思想研究[3]。1949年に開設された創立期の成蹊大学で丸山眞男らと共に政治経済学部教授を務めた。
経歴・人物
[編集]旧制静岡県立静岡中学校、旧制静岡高等学校文科甲類を経て[2]、1936年、東京帝国大学経済学部卒業。河合栄治郎門下生[3]。1949年、成蹊大学政経学部教授。政治学概論と社会思想史を担当した。1967年、同大退職。
著書
[編集]共編著
[編集]翻訳
[編集]- ブスケ『蘭領印度に於ける回教政策と植民政策』桃井京次共訳 中央公論社 1941 太平洋問題研究叢書
- J・S・ミル『学問の理想』みすず書房 1948
- カール・ベッカー『現代民主主義論』関嘉彦共訳 社会思想研究会出版部 1948 のち現代教養文庫
- J.S.ミル『社会主義論 遺稿』社会思想研究会出版部 1950
- ジヤック・バルザン『人間の自由』中央公論社 1951
- ハロルド・ラスキ『ヨーロッパ自由主義の発達』みすず書房 1951
- H.J.ラスキ『国家 理論と現実』1952 岩波現代叢書
- J.H.ハロウェル『イデオロギーとしての自由主義の没落』創元社 1953 現代社会科学叢書
- E・H・カー『カール・マルクス その生涯と思想の形成』未来社 1956
- ハロルド・ラスキ『フランス革命と社会主義』安藤英治共訳 創文社 1956
- グレーアム・ウォーラス『政治における人間性』川口浩共訳 創文社 1958 名著翻訳叢書
- J.H.プラム『イタリア・ルネサンス その歴史と文化の概観』1968 筑摩叢書
- エメリ・ネフ『カーライルとミル ヴィクトリア朝思想研究序説』未来社 1968
- ダントレーヴ『国家とは何か 政治理論序説』みすず書房 1972
脚注
[編集]- ^ “石上 良平 - Webcat Plus”. webcatplus.nii.ac.jp. 2022年10月15日閲覧。
- ^ a b 『静中・静高同窓会会員名簿』平成15年度(125周年)版 58、59頁。
- ^ a b 亀嶋庸一「丸山眞男と創立期の成蹊大学」『成蹊法学』第92巻、成蹊大学法学会、2020年6月、374頁、CRID 1390010292753497472、doi:10.15018/00000383、hdl:10928/1302、ISSN 0388-8827。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 石上良平「自由主義の変容と大衆社会」『年報政治学』第8巻、1957年、29-55頁、doi:10.7218/nenpouseijigaku1953.8.0_29。
- みすず書房 石上良平
- 国家とは何か - 政治理論序説(新装版) - 紀伊國屋書店BookWeb