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石井の七福神と田植踊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

石井の七福神と田植踊(いしいのしちふくじんとたうえおどり)は、福島県二本松市鈴石東町・錦町・トロミに伝わる民俗芸能の田楽田植踊)である。1995年平成7年)12月26日重要無形民俗文化財に指定された。保護団体は、石井芸能保存会。

石井の七福神と田植踊は、その年の豊作を祈念し田植えなどの農作業の行程を踊りで模擬的に演じる小正月予祝芸能であり、かっては集落の家々を巡って行われたが、現在は特に依頼された家でのみ行われている。最初は七福神であり、まず稲荷扇子を持って踊り、毘沙門天弁財天布袋福禄寿寿老人恵比寿大黒天の順に呼び招く。ひょっとこの面をつけた道化役の2人がおどけたしぐさでを打ち、注連縄のまぶしを編んで当主に差し出し、稲作養蚕が順調であることを祈願する。続いて田植踊りである。はちまき姿に軍配(花輪)を持った5人と、花笠をかぶり扇子を持った早乙女4人が、鍬頭の久六の指示したがって、正月の祝い踊りを踊り、その後稲作の行程を模擬した踊りがあり、最後に秋の取入れの祝い踊りを踊る。

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