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やなわらばー

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
石垣優から転送)

やなわらばー
出身地 日本の旗 日本沖縄県石垣市
ジャンル J-POP
フォークソング
活動期間 2003年 - 2020年
レーベル パパイヤれこーど
2003年2006年 - 2011年2016年 - 2020年
東芝EMI2004年 - 2005年
PANAM2012年 - 2015年
事務所 パパイヤミュージック
公式サイト 公式ウェブサイト
メンバー 東里梨生(ボーカルアコースティック・ギターハーモニカ
石垣優(ボーカル・三線オカリナ

やなわらばーは、日本の女性二人組音楽ユニット2003年に活動開始。2020年に解散。

メンバー

東里梨生(あいざと りお、1983年1月24日 - )
ボーカルアコースティック・ギターハーモニカ担当
2015年1月に結婚。2016年12月19日に第1子男児を出産[1]
石垣優(いしがき ゆう、1982年12月24日 - )
ボーカル・三線オカリナ担当

どちらがリーダーであるかは決まっていないが、殆どの場合、自己紹介は石垣が先、立ち位置は東里が向かって右、と形式が決まっている。

来歴・人物

メンバーの2人は幼なじみで、共に沖縄県石垣市出身。

沖縄県立八重山高等学校卒業後、大阪府江坂の音楽ダンス・音響専門学校キャットミュージックカレッジ専門学校」に2人揃い入学(学科は別)。一人暮らしの寂しさを紛らわすため2人で曲を作ろうということになり、初めての楽曲「青い宝」を制作。この曲がきっかけで学校のオーディションで優勝し、そのままユニットを組むことになった。

2003年テレビ朝日系『ストリートファイターズ』に取り上げられたことから番組視聴者を中心に知名度が上がり、2004年にアルバム『青い宝』で東芝EMIよりメジャー・デビュー2005年11月、アメリカの学生が楽曲「青い宝」に感動し、招聘を受け渡米。約2週間に亘り西海岸のパブやイベントで音楽活動を行った。その模様は『ストリートファイターズ』番組内で放送された。

2006年、東芝EMIを離れ、パパイヤれこーどに回帰。シングル『唄の島』より音楽プロデューサーにケツメイシRYOJIを迎え、作品を制作する[2]

2007年テレビ朝日系木曜ドラマエラいところに嫁いでしまった!』のテーマソングとして、既に2006年11月15日に発売されていた『「拝啓○○さん」』が使用される。同年2月14日にスペシャルパッケージ盤が発売され、テレビ朝日系『ミュージックステーション』へ初出演。出演直後にはオフィシャルサイトがサーバーパンクする事態を引き起こし、これをきっかけに知名度が上昇、『ミュージックステーション』へは計4回出演[3]

同年8月2日にはテレビ朝日系ドラマ『菊次郎とさき』第5話のエンディングに出演し、楽曲「いちごいちえ」を歌唱。8月29日に発売した2枚目のアルバム『歌ぐすい』は、オリコン週間アルバムチャートで初登場6位を記録し、自身初のオリコントップ10入りを記録した。

2008年、2枚のシングルと1枚のカバー・アルバム『凪唄』をリリース。それぞれのリリース時には、全国各地にて積極的にお披露目ライブを行っている。同年11月より、幼稚園保育園の卒園式をテーマにした新曲「ぷれぜんと」の発売にちなみ、「全国47都道府県<幼稚園ライヴ>」をスタートさせた。

2016年8月7日、ワンマンライブにて東里の第1子妊娠が発表となり、以降はライブ活動は一時休止となっている。その間石垣はソロで活動[1]

2017年7月19日、石垣優が映画『ZAN ジュゴンが姿を見せるとき』にキャストとして出演[4]

解散

2019年3月13日、公式サイトにて2020年12月31日を以て解散することを発表[5]

2019年8月11日、解散に合わせ、全国ツアー「うりずんの歌 ツアー2019」にて2020年11月23日東京国際フォーラムでラストライブの開催[6]

2020年12月31日、解散。

ユニット名の意味

やなわらばーとは、沖縄本島の方言で、「やな」(イヤな・ダメなの意)と「わらばー」(子供の意)を合わせた言葉で、「やんちゃな子ども」「悪ガキ」「いたずらっ子」という意味を表す。やなわらばー自身の出身である石垣島の方言では、「やなふぁーなー」と言われているが、あえて、名前を「やなわらばー」とした。ただ、この名前のためか、石垣市長からは「変えなさい」と言われたという[7]

ディスコグラフィー

発売元は特記以外、パパイヤれこーどより発売。

2004年から2005年までの作品は東芝EMI2012年から2015年までの作品は日本クラウンより発売された。

東芝EMI在籍発売作品は、契約終了と共に廃盤の後、パパイヤれこーどより再発。

シングル

  1. 変わらぬ「青」(2003年12月10日
  2. ありの歌2004年12月8日
  3. 空をこえて 海をこえて2005年8月31日
  4. 唄の島2006年7月5日
  5. 「拝啓○○さん」2006年11月15日
  6. 「拝啓○○さん」 ~スペシャルパッケージ~2007年2月14日
  7. 夢を見た2007年5月23日
    • テレビ朝日系『恋愛百景』エンディングテーマ
  8. いちごいちえ2007年7月25日
  9. サクラ2008年2月6日
    • テレビ朝日系ドラマ『未来講師めぐる』主題歌
    • 初回限定盤は、初期代表曲「青い宝」ライブ映像収録DVDが付属。
  10. ぷれぜんと2008年11月5日
  11. たからもの2009年4月22日
  12. でもね・・・2013年2月13日

配信限定シングル

  1. 桜ちゅらり2014年4月24日
    • パチンコ「CRスーパー海物語IN沖縄3 桜バージョン」楽曲提供
  2. あなたのことが知りたくて2016年8月6日
    • SBSテレビ「静岡発そこ知り」のオリジナルテーマソング
  3. おかえり2020年3月23日
    • QAB琉球朝日放送4夜連続スペシャルドラマ主題歌
  4. 夏空の下2020年5月22日
    • CHOYA「チョーヤ 夏梅」CMソング
  5. Akane2020年6月5日
  6. ありがとう2020年7月8日
    • 第9回介護作文・フォトコンテストオリジナルテーマソング
  7. Nannnimoshinakuteiiyo2020年8月14日

アルバム

  1. 青い宝2004年4月21日
    • 二人の音楽の原点といえる、沖縄色の濃い全て自作(詞・曲)の7曲入りミニ・アルバム
  2. 歌ぐすい2007年8月29日
    • 音楽性の幅を積極的に広げた、2005年~2007年の活動の集大成である初のフル・アルバム
  3. 凪唄2008年9月17日
    • J-POPの曲10曲を、独自のアレンジでカバーしたアルバム
  4. ゆくい歌2010年11月3日
  5. 泣唄 笑唄2011年11月9日
  6. 結 ~ベスト&コラボレーション~2012年8月2日
  7. 涙唄2013年9月4日
  8. 愛歌2014年1月22日
  9. 縁唄 ~フォークソングとやなわらばー~2015年4月8日
  10. Windfall2015年11月4日
  11. うりずんの歌2019年3月13日
  12. めぐり歌2020年11月13日

関連項目

脚注

  1. ^ a b “やなわらばー東里梨生が第1子男児出産「ヘトヘトで。笑」”. ORICON STYLE. (2016年12月20日). https://www.oricon.co.jp/news/2083254/full/ 2016年12月20日閲覧。 
  2. ^ 日本クラウン株式会社アーティスト紹介[1]
  3. ^ バックナンバー|ミュージックステーション”. www.tv-asahi.co.jp. 2021年9月19日閲覧。
  4. ^ ZAN”. 2021年10月7日閲覧。
  5. ^ やなわらばー、解散を発表”. BARKS. 2019年8月20日閲覧。
  6. ^ やなわらばー、解散前ラストライブは来年11月に東京国際フォーラムで(コメントあり)”. 音楽ナタリー. 2019年8月20日閲覧。
  7. ^ 2007年5月25日放送回『赤坂泰彦のディア・フレンズ[出典無効]
  8. ^ "フォークソングの日"認定記事 日本記念日協会・ホームページ(2015年4月13日掲載、2019年2月19日閲覧)

外部リンク

脚注

出典

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