石村近江
表示
石村 近江(いしむら おうみ)は、江戸時代の三味線製作者。名工として知られる人物を輩出した[1]。2世が京都から江戸へ下り、11世が亡くなるまで続いた。初期に製作された三味線は特に「古近江」と呼ばれる。
歴代の近江
[編集]- 初世 近江(生没年不詳)通称、源三、源佐、源左。
- 2世 近江(生年不詳 - 1636年2月2日)通称、源左衛門。
- 3世 近江(生年不詳 - 1657年)2世の子。名、忠義。通称、源左衛門。
- 4世 近江(生年不詳 - 1696年1月27日)3世の子。名、忠政。号、浄心。
- 5世 近江(生没年不詳)4世の子。名、忠次。号、性真。
- 6世 近江(生年不詳 - 1716年1月9日)5世の子。名、忠貞。号、本立。
- 7世 近江(生年不詳 - 1715年2月16日)6世の弟子。名、宗忠。号、相流。
- 8世 近江(生年不詳 - 1785年2月18日)6世の子。名、忠睦。号、倫超。通称、善五郎。
- 9世 近江(生年不詳 - 1787年1月22日)8世の弟子。名、忠豊。号、春峰、孤雲。通称、太兵衛。
- 10世 近江(生年不詳 - 1804年8月19日)号、月峰。
- 11世 近江(生年不詳 - 1865年5月21日)号、琴誉、秀本。
脚注
[編集]- ^ 上田正昭ほか監修 著、三省堂編修所 編『コンサイス日本人名事典 第5版』三省堂、2009年、106頁。