石橋瓦窯跡
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石橋瓦窯跡(いしばしかわらがまあと)は、京都府綴喜郡井手町にある窯の遺構(窯跡)。
概要
[編集]奈良県奈良市中心部にある大安寺は、奈良時代から平安時代前期にかけては南都七大寺の1つであり、当時の伽藍跡は「大安寺旧境内」として1921年に国指定の史跡となっている。井手町にある窯跡は出土した瓦の粘土、文様から、大安寺創建期の瓦を生産した「棚倉瓦屋[1]」(たなくらかわらや)と位置付けられ[2][3][4]、2006年に「大安寺旧境内附石橋瓦窯跡」(だいあんじきゅうけいだいつけたりいしばしかわらがまあと)として国指定の史跡に追加指定されている[5]。
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軒丸瓦・軒平瓦
井手町自然休養村管理センター展示。
所在地
[編集]京都府綴喜郡井手町大字井手小字石橋、清水
脚注
[編集]- ^ 『大安寺伽藍縁起并流記資財帳』
- ^ “文化財保護”. 井手町. 2023年8月15日閲覧。
- ^ 平城京事典65頁
- ^ a b 上原真人. “第111回埋蔵文化財セミナー資料「近年の発掘調査結果から」” (PDF). 京都府埋蔵文化財調査研究センター. 2018年2月5日閲覧。
- ^ “大安寺旧境内附石橋瓦窯跡”. 奈良県 (2016年12月14日). 2018年2月4日閲覧。
参考文献
[編集]- 奈良文化財研究所(編)『【図説】平城京事典』柊風舎 2010年