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石浜駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
石浜駅
駅出入口(2022年11月)
いしはま
Ishihama
CE02 緒川 (1.5 km)
(2.2 km) 東浦 CE04
地図
愛知県知多郡東浦町大字石浜字なかね13
北緯34度58分5秒 東経136度58分22.2秒 / 北緯34.96806度 東経136.972833度 / 34.96806; 136.972833座標: 北緯34度58分5秒 東経136度58分22.2秒 / 北緯34.96806度 東経136.972833度 / 34.96806; 136.972833
駅番号 CE  03 
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
所属路線 武豊線
キロ程 4.6 km(大府起点)
電報略号 イシ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
1,239人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1957年昭和32年)4月15日
備考 無人駅
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石浜駅(いしはまえき)は、愛知県知多郡東浦町大字石浜字なかねにある、東海旅客鉄道(JR東海)武豊線である。駅番号CE03

大府駅武豊駅を結ぶ武豊線の中間駅(途中駅)の一つで、東浦町東部の石浜地区に位置する。

歴史

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石浜駅は、1886年明治19年)の武豊線開通から70年以上経った1957年昭和32年)4月に開業した。

開業より20年以上前の1933年(昭和8年)に、武豊線では蒸気機関車牽引列車に替わって気動車による列車が運行を開始した。これにあわせて東浦町内では北部森岡地区に尾張森岡駅、南部の生路地区に尾張生路駅、藤江地区に藤江駅(すべて1944年休廃止)が新設されたが、石浜地区も駅設置の候補地であった[1]。戦後になって駅の新設を求める声が多くなり、1953年ごろから陳情も行われた結果1956年(昭和31年)10月に新駅設置が認可され、翌年の開業となった[2]

開業時から旅客のみの取り扱いで貨物荷物の取り扱いは行っておらず、その後開始されることもなく1987年(昭和62年)の国鉄分割民営化を迎え、JR東海に継承されている。

年表

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駅構造

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2面2線の地上駅単線区間にある交換駅であり、列車交換が可能である。

列車の交換(行き違い)設備が新設されたのは1989年(平成元年)のことで、隣の緒川駅高架化工事に伴い設置された[7]。それ以前の1983年時点の配線図によれば、ホームは西側(現在の1番線)のみで、上下列車ともにこのホームを使用していた[8]

1番線側に出入口があるが、駅舎は設置されていない。2つのホームは跨線橋で繋がっている[9]無人駅(駅員無配置駅)で、管理駅である大府駅に管理されている[10]。なお、JR東海は2013年10月1日より線内の6駅に「集中旅客サービスシステム(現・お客様サポートサービス)」を導入したが、当駅はその対象外となっている[11][12][注釈 1]

のりば

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番線 路線 方向 行先
1 CE 武豊線 上り 大府名古屋方面[注釈 2]
2 下り 武豊方面[注釈 2]

利用状況

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「愛知県統計年鑑」および「知多半島の統計」によれば、1日平均の乗車人員は以下の通りであった。

1日平均の乗車人員の推移
年度 乗車人員 出典・備考
1958年度 266人 [13]
1959年度 246人 [14]
1960年度 287人 [15]
1961年度 319人 [16]
1962年度 306人 [17]
1963年度 315人 [18]
1964年度 335人 [19]
1965年度 342人 [20]
1966年度 不明 (記載なし)[21]
1967年度 367人 [22]
1968年度 416人 [23]
1969年度 382人 [24]
1970年度 370人 [25]
1971年度 不明 (記載なし)[26]
1972年度 不明 (記載なし)[27]
1973年度 不明 (記載なし)[28]
1974年度 不明 (記載なし)[29]
1975年度 不明 (記載なし)[30]
1976年度 650人 [31]
1977年度 641人 [32]
1978年度 615人 [33]
1979年度 624人 [34]
1980年度 616人 [35]
1981年度 600人 [36]
1982年度 738人 [37]
1983年度 750人 [38]
1984年度 665人 [39]
1985年度 676人 [40]
1986年度 656人 [41]
1987年度 692人 [42]
1988年度 734人 [43]
1989年度 798人 [44]
1990年度 874人 [45]
1991年度 837人 [46]
1992年度 881人 [47]
1993年度 1,026人 [48][49]
1994年度 1,001人 [50][49]
1995年度 950人 [51][49]
1996年度 867人 [52][53]
1997年度 799人 [54][53]
1998年度 758人 [55][56]
1999年度 720人 [57][58]
2000年度 746人 [58]
2001年度 770人 [58]
2002年度 778人 [59]
2003年度 789人 [59]
2004年度 779人 [59]
2005年度 829人 [60]
2006年度 855人 [60]
2007年度 912人 [60]
2008年度 952人 [61]
2009年度 972人 [61]
2010年度 960人 [61]
2011年度 964人 [62]
2012年度 971人 [63]
2013年度 1,022人 [63]
2014年度 1,027人 [64]
2015年度 1,095人 [65]
2016年度 1,166人 [66]
2017年度 1,221人 [67]
2018年度 1,241人 [67]
2019年度 1,239人 [68]
2020年度 1,019人 [69]
2021年度 1,067人 [69]
2022年度 1,148人 [69]

停車列車

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石浜駅には、全列車が停車するが、2018年3月のダイヤ改正まで運行されていた快速列車は停車しなかった。

駅周辺

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周辺の施設

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バス路線

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駅西側に「石浜駅」バス停から東浦町運行バスう・ら・らが乗り入れていたが現在は廃止

隣の駅

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東海旅客鉄道(JR東海)
CE 武豊線
区間快速・普通
緒川駅 (CE02) - 石浜駅 (CE03) - 東浦駅 (CE04)

脚注

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注釈

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  1. ^ ホームから階段を降りるとすぐに駅前広場に達する構造のため券売機などを設置するスペースが確保出来なかった事が集中旅客サービスシステムを導入出来なかった原因と思われる。
  2. ^ a b 駅構内の案内表記。これらはJR東海公式サイトの各駅の時刻表で参照可能(駅掲示用時刻表のPDFが使われているため。2015年1月現在)。

出典

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  1. ^ 『新編東浦町誌』本文編、507-509頁
  2. ^ 『新編東浦町誌』本文編、718・719頁
  3. ^ 『停車場変遷大事典』2、115頁
  4. ^ 『停車場変遷大事典』2、115頁
  5. ^ 「石浜駅 行き違い設備 きょう使用開始」『交通新聞』交通協力会、1989年3月16日、1面。
  6. ^ 「武豊線高架化で石浜駅に交換設備を新設」『鉄道ジャーナル』第25巻第6号、鉄道ジャーナル社、1991年6月1日、99頁。 
  7. ^ 河合由平 2009, p. 33.
  8. ^ 『国鉄全線各駅停車』5、208頁
  9. ^ 『東海道ライン全線・全駅・全配線』第4巻、46頁
  10. ^ 「武豊線の駅業務体制の見直しについて」提案される」(PDF)『業務ニュース名古屋』第218号、JR東海労働組合名古屋地方本部、2012年11月15日。 
  11. ^ 武豊線 集中旅客サービスシステムの使用開始について』(PDF)(プレスリリース)東海旅客鉄道、2013年8月22日。オリジナルの2016年9月25日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20160925014905/https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000019252.pdf2020年12月19日閲覧 
  12. ^ 武豊線への集中旅客サービスシステムの導入について』(PDF)(プレスリリース)東海旅客鉄道、2012年11月15日。オリジナルの2016年3月4日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20160304135832/http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000016734.pdf2020年12月19日閲覧 
  13. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和35年度刊、292頁
  14. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和36年度刊、260頁
  15. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和37年度刊、324頁
  16. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和38年度刊、296頁
  17. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和39年度刊、298頁
  18. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和40年度刊、262頁
  19. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和41年度刊、238頁
  20. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和42年度刊、262頁
  21. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和43年度刊、192頁
  22. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和44年度刊、196頁
  23. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和45年度刊、204頁
  24. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和46年度刊、228頁
  25. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和47年度刊、236頁
  26. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和48年度刊、216頁
  27. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和49年度刊、214頁
  28. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和50年度刊、220頁
  29. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和51年度刊、224頁
  30. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和52年度刊、216頁
  31. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和53年度刊、231頁
  32. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和54年度刊、233頁
  33. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和55年度刊、221頁
  34. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和56年度刊、227頁
  35. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和57年度刊、239頁
  36. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和58年度刊、223頁
  37. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和59年度刊、223頁
  38. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和60年度刊、241頁
  39. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和61年度刊、235頁
  40. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和62年度刊、223頁
  41. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和63年度刊、223頁
  42. ^ 『愛知県統計年鑑』平成元年度刊、225頁
  43. ^ 『愛知県統計年鑑』平成2年度刊、223頁
  44. ^ 『愛知県統計年鑑』平成3年度刊、225頁
  45. ^ 『愛知県統計年鑑』平成4年度刊、229頁
  46. ^ 『愛知県統計年鑑』平成5年度刊、221頁
  47. ^ 『愛知県統計年鑑』平成6年度刊、221頁
  48. ^ 『愛知県統計年鑑』平成7年度刊、239頁
  49. ^ a b c 『知多半島の統計』平成9年版、47頁
  50. ^ 『愛知県統計年鑑』平成8年度刊、241頁
  51. ^ 『愛知県統計年鑑』平成9年度刊、243頁
  52. ^ 『愛知県統計年鑑』平成10年度刊、241頁
  53. ^ a b 『知多半島の統計』平成11年版、47頁
  54. ^ 『愛知県統計年鑑』平成11年度刊、241頁
  55. ^ 『愛知県統計年鑑』平成12年度刊、239頁
  56. ^ 『知多半島の統計』平成12年版、47頁
  57. ^ 『愛知県統計年鑑』平成13年度刊、240頁
  58. ^ a b c 『知多半島の統計』平成15年版、47頁
  59. ^ a b c 『知多半島の統計』平成18年版、115頁
  60. ^ a b c 『知多半島の統計』平成21年版、43頁
  61. ^ a b c 『知多半島の統計』平成24年版、43頁
  62. ^ 『知多半島の統計』平成25年版、43頁
  63. ^ a b 『知多半島の統計』平成27年版、43頁
  64. ^ 『知多半島の統計』平成28年版、43頁
  65. ^ 『知多半島の統計』平成29年版、43頁
  66. ^ 『知多半島の統計』平成30年版、43頁
  67. ^ a b 『知多半島の統計』令和元年版、43頁
  68. ^ 『知多半島の統計』令和2年版、43頁
  69. ^ a b c 『知多半島の統計』令和5年版、43頁

参考文献

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  • 宮脇俊三『国鉄全線各駅停車』 5 東海道360駅、小学館、1983年。ISBN 978-4-09-395105-0 
  • 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB、1998年。ISBN 978-4-533-02980-6 
  • 東浦町誌編さん委員会『新編東浦町誌』 本文編、東浦町、1998年。 
  • 東海旅客鉄道『東海旅客鉄道20年史』東海旅客鉄道、2007年。 
  • 川島令三『東海道ライン全線・全駅・全配線』 第4巻 豊橋駅-名古屋エリア、講談社〈【図説】日本の鉄道〉、2009年。ISBN 978-4-06-270014-6 
  • 河合由平『武豊線物語』交通新聞社、2009年。ISBN 978-4-330-04609-9 
  • 愛知県編 『愛知県統計年鑑』各年度版
  • 知多統計研究協議会編 『知多半島の統計』各年版

関連項目

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