石浜駅
石浜駅 | |
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駅出入口(2022年11月) | |
いしはま Ishihama | |
◄CE02 緒川 (1.5 km) (2.2 km) 東浦 CE04► | |
愛知県知多郡東浦町大字石浜字なかね13 | |
駅番号 | CE 03 |
所属事業者 | 東海旅客鉄道(JR東海) |
所属路線 | ■武豊線 |
キロ程 | 4.6 km(大府起点) |
電報略号 | イシ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
1,239人/日(降車客含まず) -2019年- |
開業年月日 | 1957年(昭和32年)4月15日 |
備考 | 無人駅 |
石浜駅(いしはまえき)は、愛知県知多郡東浦町大字石浜字なかねにある、東海旅客鉄道(JR東海)武豊線の駅である。駅番号はCE03。
大府駅と武豊駅を結ぶ武豊線の中間駅(途中駅)の一つで、東浦町東部の石浜地区に位置する。
歴史
[編集]石浜駅は、1886年(明治19年)の武豊線開通から70年以上経った1957年(昭和32年)4月に開業した。
開業より20年以上前の1933年(昭和8年)に、武豊線では蒸気機関車牽引列車に替わって気動車による列車が運行を開始した。これにあわせて東浦町内では北部森岡地区に尾張森岡駅、南部の生路地区に尾張生路駅、藤江地区に藤江駅(すべて1944年休廃止)が新設されたが、石浜地区も駅設置の候補地であった[1]。戦後になって駅の新設を求める声が多くなり、1953年ごろから陳情も行われた結果1956年(昭和31年)10月に新駅設置が認可され、翌年の開業となった[2]。
開業時から旅客のみの取り扱いで貨物や荷物の取り扱いは行っておらず、その後開始されることもなく1987年(昭和62年)の国鉄分割民営化を迎え、JR東海に継承されている。
年表
[編集]- 1957年(昭和32年)4月15日:国鉄武豊線の緒川・東浦間に開業。旅客のみを取り扱った[3]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東海旅客鉄道(JR東海)が継承[4]。
- 1989年(平成元年)3月16日:下りホームと跨線橋を増設し、列車交換設備の供用を開始[5][6]。
- 2006年(平成18年)11月25日:ICカード「TOICA」の利用が可能となる。
駅構造
[編集]2面2線の地上駅。単線区間にある交換駅であり、列車交換が可能である。
列車の交換(行き違い)設備が新設されたのは1989年(平成元年)のことで、隣の緒川駅の高架化工事に伴い設置された[7]。それ以前の1983年時点の配線図によれば、ホームは西側(現在の1番線)のみで、上下列車ともにこのホームを使用していた[8]。
1番線側に出入口があるが、駅舎は設置されていない。2つのホームは跨線橋で繋がっている[9]。無人駅(駅員無配置駅)で、管理駅である大府駅に管理されている[10]。なお、JR東海は2013年10月1日より線内の6駅に「集中旅客サービスシステム(現・お客様サポートサービス)」を導入したが、当駅はその対象外となっている[11][12][注釈 1]。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | 武豊線 | 上り | 大府・名古屋方面[注釈 2] |
2 | 下り | 武豊方面[注釈 2] |
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改札口(2022年11月)
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ホーム(2022年11月)
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駅名標(2019年6月)
利用状況
[編集]「愛知県統計年鑑」および「知多半島の統計」によれば、1日平均の乗車人員は以下の通りであった。
1日平均の乗車人員の推移 | ||
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年度 | 乗車人員 | 出典・備考 |
1958年度 | 266人 | [13] |
1959年度 | 246人 | [14] |
1960年度 | 287人 | [15] |
1961年度 | 319人 | [16] |
1962年度 | 306人 | [17] |
1963年度 | 315人 | [18] |
1964年度 | 335人 | [19] |
1965年度 | 342人 | [20] |
1966年度 | 不明 | (記載なし)[21] |
1967年度 | 367人 | [22] |
1968年度 | 416人 | [23] |
1969年度 | 382人 | [24] |
1970年度 | 370人 | [25] |
1971年度 | 不明 | (記載なし)[26] |
1972年度 | 不明 | (記載なし)[27] |
1973年度 | 不明 | (記載なし)[28] |
1974年度 | 不明 | (記載なし)[29] |
1975年度 | 不明 | (記載なし)[30] |
1976年度 | 650人 | [31] |
1977年度 | 641人 | [32] |
1978年度 | 615人 | [33] |
1979年度 | 624人 | [34] |
1980年度 | 616人 | [35] |
1981年度 | 600人 | [36] |
1982年度 | 738人 | [37] |
1983年度 | 750人 | [38] |
1984年度 | 665人 | [39] |
1985年度 | 676人 | [40] |
1986年度 | 656人 | [41] |
1987年度 | 692人 | [42] |
1988年度 | 734人 | [43] |
1989年度 | 798人 | [44] |
1990年度 | 874人 | [45] |
1991年度 | 837人 | [46] |
1992年度 | 881人 | [47] |
1993年度 | 1,026人 | [48][49] |
1994年度 | 1,001人 | [50][49] |
1995年度 | 950人 | [51][49] |
1996年度 | 867人 | [52][53] |
1997年度 | 799人 | [54][53] |
1998年度 | 758人 | [55][56] |
1999年度 | 720人 | [57][58] |
2000年度 | 746人 | [58] |
2001年度 | 770人 | [58] |
2002年度 | 778人 | [59] |
2003年度 | 789人 | [59] |
2004年度 | 779人 | [59] |
2005年度 | 829人 | [60] |
2006年度 | 855人 | [60] |
2007年度 | 912人 | [60] |
2008年度 | 952人 | [61] |
2009年度 | 972人 | [61] |
2010年度 | 960人 | [61] |
2011年度 | 964人 | [62] |
2012年度 | 971人 | [63] |
2013年度 | 1,022人 | [63] |
2014年度 | 1,027人 | [64] |
2015年度 | 1,095人 | [65] |
2016年度 | 1,166人 | [66] |
2017年度 | 1,221人 | [67] |
2018年度 | 1,241人 | [67] |
2019年度 | 1,239人 | [68] |
2020年度 | 1,019人 | [69] |
2021年度 | 1,067人 | [69] |
2022年度 | 1,148人 | [69] |
停車列車
[編集]石浜駅には、全列車が停車するが、2018年3月のダイヤ改正まで運行されていた快速列車は停車しなかった。
駅周辺
[編集]周辺の施設
[編集]バス路線
[編集]駅西側に「石浜駅」バス停から東浦町運行バスう・ら・らが乗り入れていたが現在は廃止
隣の駅
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ 『新編東浦町誌』本文編、507-509頁
- ^ 『新編東浦町誌』本文編、718・719頁
- ^ 『停車場変遷大事典』2、115頁
- ^ 『停車場変遷大事典』2、115頁
- ^ 「石浜駅 行き違い設備 きょう使用開始」『交通新聞』交通協力会、1989年3月16日、1面。
- ^ 「武豊線高架化で石浜駅に交換設備を新設」『鉄道ジャーナル』第25巻第6号、鉄道ジャーナル社、1991年6月1日、99頁。
- ^ 河合由平 2009, p. 33.
- ^ 『国鉄全線各駅停車』5、208頁
- ^ 『東海道ライン全線・全駅・全配線』第4巻、46頁
- ^ 「「武豊線の駅業務体制の見直しについて」提案される」(PDF)『業務ニュース名古屋』第218号、JR東海労働組合名古屋地方本部、2012年11月15日。
- ^ 『武豊線 集中旅客サービスシステムの使用開始について』(PDF)(プレスリリース)東海旅客鉄道、2013年8月22日。オリジナルの2016年9月25日時点におけるアーカイブ 。2020年12月19日閲覧。
- ^ 『武豊線への集中旅客サービスシステムの導入について』(PDF)(プレスリリース)東海旅客鉄道、2012年11月15日。オリジナルの2016年3月4日時点におけるアーカイブ 。2020年12月19日閲覧。
- ^ 『愛知県統計年鑑』昭和35年度刊、292頁
- ^ 『愛知県統計年鑑』昭和36年度刊、260頁
- ^ 『愛知県統計年鑑』昭和37年度刊、324頁
- ^ 『愛知県統計年鑑』昭和38年度刊、296頁
- ^ 『愛知県統計年鑑』昭和39年度刊、298頁
- ^ 『愛知県統計年鑑』昭和40年度刊、262頁
- ^ 『愛知県統計年鑑』昭和41年度刊、238頁
- ^ 『愛知県統計年鑑』昭和42年度刊、262頁
- ^ 『愛知県統計年鑑』昭和43年度刊、192頁
- ^ 『愛知県統計年鑑』昭和44年度刊、196頁
- ^ 『愛知県統計年鑑』昭和45年度刊、204頁
- ^ 『愛知県統計年鑑』昭和46年度刊、228頁
- ^ 『愛知県統計年鑑』昭和47年度刊、236頁
- ^ 『愛知県統計年鑑』昭和48年度刊、216頁
- ^ 『愛知県統計年鑑』昭和49年度刊、214頁
- ^ 『愛知県統計年鑑』昭和50年度刊、220頁
- ^ 『愛知県統計年鑑』昭和51年度刊、224頁
- ^ 『愛知県統計年鑑』昭和52年度刊、216頁
- ^ 『愛知県統計年鑑』昭和53年度刊、231頁
- ^ 『愛知県統計年鑑』昭和54年度刊、233頁
- ^ 『愛知県統計年鑑』昭和55年度刊、221頁
- ^ 『愛知県統計年鑑』昭和56年度刊、227頁
- ^ 『愛知県統計年鑑』昭和57年度刊、239頁
- ^ 『愛知県統計年鑑』昭和58年度刊、223頁
- ^ 『愛知県統計年鑑』昭和59年度刊、223頁
- ^ 『愛知県統計年鑑』昭和60年度刊、241頁
- ^ 『愛知県統計年鑑』昭和61年度刊、235頁
- ^ 『愛知県統計年鑑』昭和62年度刊、223頁
- ^ 『愛知県統計年鑑』昭和63年度刊、223頁
- ^ 『愛知県統計年鑑』平成元年度刊、225頁
- ^ 『愛知県統計年鑑』平成2年度刊、223頁
- ^ 『愛知県統計年鑑』平成3年度刊、225頁
- ^ 『愛知県統計年鑑』平成4年度刊、229頁
- ^ 『愛知県統計年鑑』平成5年度刊、221頁
- ^ 『愛知県統計年鑑』平成6年度刊、221頁
- ^ 『愛知県統計年鑑』平成7年度刊、239頁
- ^ a b c 『知多半島の統計』平成9年版、47頁
- ^ 『愛知県統計年鑑』平成8年度刊、241頁
- ^ 『愛知県統計年鑑』平成9年度刊、243頁
- ^ 『愛知県統計年鑑』平成10年度刊、241頁
- ^ a b 『知多半島の統計』平成11年版、47頁
- ^ 『愛知県統計年鑑』平成11年度刊、241頁
- ^ 『愛知県統計年鑑』平成12年度刊、239頁
- ^ 『知多半島の統計』平成12年版、47頁
- ^ 『愛知県統計年鑑』平成13年度刊、240頁
- ^ a b c 『知多半島の統計』平成15年版、47頁
- ^ a b c 『知多半島の統計』平成18年版、115頁
- ^ a b c 『知多半島の統計』平成21年版、43頁
- ^ a b c 『知多半島の統計』平成24年版、43頁
- ^ 『知多半島の統計』平成25年版、43頁
- ^ a b 『知多半島の統計』平成27年版、43頁
- ^ 『知多半島の統計』平成28年版、43頁
- ^ 『知多半島の統計』平成29年版、43頁
- ^ 『知多半島の統計』平成30年版、43頁
- ^ a b 『知多半島の統計』令和元年版、43頁
- ^ 『知多半島の統計』令和2年版、43頁
- ^ a b c 『知多半島の統計』令和5年版、43頁
参考文献
[編集]- 宮脇俊三『国鉄全線各駅停車』 5 東海道360駅、小学館、1983年。ISBN 978-4-09-395105-0。
- 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB、1998年。ISBN 978-4-533-02980-6。
- 東浦町誌編さん委員会『新編東浦町誌』 本文編、東浦町、1998年。
- 東海旅客鉄道『東海旅客鉄道20年史』東海旅客鉄道、2007年。
- 川島令三『東海道ライン全線・全駅・全配線』 第4巻 豊橋駅-名古屋エリア、講談社〈【図説】日本の鉄道〉、2009年。ISBN 978-4-06-270014-6。
- 河合由平『武豊線物語』交通新聞社、2009年。ISBN 978-4-330-04609-9。
- 愛知県編 『愛知県統計年鑑』各年度版
- 知多統計研究協議会編 『知多半島の統計』各年版