吹上浜砂の祭典
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(砂の祭典から転送)
吹上浜砂の祭典(ふきあげはますなのさいてん)とは、鹿児島県南さつま市の吹上浜で開催されている、日本で最も長い歴史を持つ「砂のイベント」である。イメージキャラクターは「サンディー君」。砂像展示のみならず、花園、花火大会や物産展など、さまざまなイベントも平行して行っている。
1987年に当時の加世田市で初めて開催された。2005年11月の市町村合併後も旧加世田市域で引き続き開催されたが、2011年は旧金峰町域に会場を移している。
主な砂像作家
[編集]歴史
[編集]- 第一回:テーマ『世界の名城・寺院・日本の代表建築物』昭和62年(1987年)8月1日 - 4日 製作砂像:16基
- ゲーリー・カークらによりサンドクラフトを試作を行い、日本初の「砂のイベント」として開催。 カークは、現在世界砂像連盟会長として、砂文化の発展に寄与している。
- 第二回:テーマ『シルクロードに夢のせて』 昭和63年(1988年)8月5日 - 8月7日 製作砂像:17基 入場者数:50,000人
- 第三回:テーマ『ファンタジーおとぎの国へご招待』平成元年(1989年)7月27日 - 7月31日 製作砂像:24基 壁面砂像:4基 入場者数:50,000人
- 17.12mの砂像(ノイシュヴァンシュタイン城)は今までの記録を1.08m上回り'90版ギネスブックに登載される。
- 第四回:テーマ『ワンダーランド“吹上浜”南の海から夢のせて』平成2年(1990年)7月27日 - 7月29日 制作砂像:43基 入場者数:60,000人
- 第五回:テーマ『ファンタジックワールド未来へかける七色(にじ)の砂』平成3年(1991年)7月25日 - 7月29日 制作砂像:47基 入場者数:66,000人
- 第六回:テーマ『SUNサンSAND真夏の自然とランデブー』平成4年(1992年)7月25日 - 7月29日 製作砂像:50基 入場者数:75,000人
- 第七回:テーマ『平和の祈りを子供たちと』平成5年(1993年)7月29日 - 8月2日 製作砂像:64基 入場者数:50,000人
- 第八回:テーマ『君にとどけ、遠い昔の海の詩』平成6年(1994年)7月28日 - 8月1日 製作砂像:69基 入場者数:80,000人
- 第九回:テーマ『とけこめ!夏に 空に 海に 砂に』平成7年(1995年)7月27日 - 7月31日 製作砂像:57基 入場者数:95,000人
- ステージイベントに、「いい歌を歌っているから」と、当時まだ無名であったシャ乱Qを招聘。契約直後にシャ乱Qの大ブレイクが始まった。500円払って会場に入れば誰でも観られるとあって、ファンが大挙押し寄せた。
- 第十回:テーマ『アメリカンドリーム』平成8年(1996年)7月26日 - 7月30日 製作砂像:62基 入場者数:103,000人
- 第十一回:テーマ『躍動するアジア』平成9年(1997年)7月25日 - 7月29日 製作砂像:65基 入場者数:94,000人
- 第十二回:テーマ『地球の豊かな自然、その中で生きている動物と人間』平成10年(1998年)7月30日 - 8月3日 製作砂像:66基 入場者数:113,000人
- 第十三回:テーマ『20世紀を振り返る』平成11年(1999年)7月21日 - 8月2日 製作砂像:56基 入場者数:106,100人
- 第十四回:テーマ『時代を越えて輝く未来へ』平成12年(2000年)7月27日 - 7月31日 製作砂像:47基 入場者数:55,000人
- 第十五回:テーマ 『豊かな未来サンド&サイクルに夢のせて』平成13年(2001年)7月27日 - 7月30日 製作砂像:47基 入場者数:91,000人
- 第十六回:テーマ『ようこそ小さな夢世界へ』平成15年[1](2003年)5月3日 - 5月5日 製作砂像:35基 入場者数:147,000人
- 第十七回 砂の彫刻世界選手権大会inかせだ 平成16年(2004年)5月1日 - 5月5日 入場者数:241,000人
- 第十八回:テーマ『地球、喜怒哀楽』平成17年(2005年)5月1日 - 5月5日 製作砂像:56基 入場者数:187,000人
- 第十九回:テーマ『未知への旅~夢・創造~モーツァルト生誕250年によせて』平成18年(2006年)5月1日 - 5月5日 制作砂像:70基 入場者数:170,000人
- 第二十回:テーマ『時代を拓いた冒険者たち』平成19年(2007年)5月1日 - 5月5日 制作砂像:81基 入場者数:105,000人
- 第二十一回:テーマ『時代に導かれたヒロイン』平成20年(2008年)5月1日 - 5月5日 制作砂像:88基 入場者数:151,000人
- 第二十二回:テーマ『星空ゆめ物語』平成21年(2009年)5月2日 - 5月6日 製作砂像:81基 入場者数:158,000人
- 第二十三回:テーマ『世界遺産・文明を巡る旅』平成22年(2010年)5月1日 - 5月5日 製作砂像:92基 入場者数:188,000人
- 第二十四回:テーマ『旅の物語』平成23年(2011年)5月1日 - 5月15日 製作砂像:96基 入場者数:156,100人
- 第二十五回:テーマ『砂の丘のシアター』平成24年(2012年)5月2日 - 5月13日 製作砂像:90基
脚注
[編集]- ^ 平成14年は、バージョンアップのためのいわば充電期間として休止された。