研究者番号
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正式名称 | e-Rad研究者番号 |
---|---|
収録数 | > 277,000 |
利用開始 | 1975年 |
管理団体 | 文部科学省 |
桁数 | 8 |
チェック ディジット | mod 10 |
例 | 90050426 |
研究者番号(けんきゅうしゃばんごう)またはe-Rad研究者番号とは、府省共通研究開発管理システム(e-Rad)において各種の競争的研究資金に応募しようとする研究者に付与される識別番号である。もともと文部科学省の科学研究費補助金の手続きのため、大学などの研究機関に所属する研究者に付与されていた番号であり、科研費研究者番号とも呼ばれていた。2008年よりe-Radが稼働し、日本国政府による研究資金制度で共通の研究者IDとして運用されている。
特徴
[編集]研究者番号は各研究者個人に対し、終生変わらない識別番号として付与される。異動、退職などを経ても引き続き同一の研究者番号が有効である。ただし現実には一個人に複数の研究者番号が付与されている例が知られている[1][2]。
付番体系
[編集]個人ごとに8桁の数字が割り振られ、先頭1桁がチェックディジットとなっていることが知られている。すなわち、8桁の研究者番号に対し、
が成り立っている[3]。
歴史
[編集]- 1975年 - 研究者番号の導入[4]
- 2008年 - e-Rad稼働
参考文献
[編集]- ^ 高久ら「研究者同定とその応用—統計分野と材料科学分野を例として—」『第25回ファジィ システム シンポジウム 講演論文集』2009年、doi:10.14864/fss.25.0.141.0。
- ^ 渡辺俊「科学研究費助成事業に見る建築学研究の社会ネットワーク分析」『日本建築学会計画系論文集』第78巻第683号、2013年、281-288頁、doi:10.3130/aija.78.281。
- ^ 蔵川ら「研究者リゾルバーαの研究者同定・分析」『第25回ファジィ システム シンポジウム 講演論文集』2009年、doi:10.14864/fss.25.0.140.0。
- ^ 「科研費制度の沿革」『科研費100周年 : 研究者と共に百年。これから先も。』文部科学省・独立行政法人日本学術振興会、2018年、21-53頁。 NCID BB27198930 。
外部リンク
[編集]- (研究者向け)新規登録の方法(府省共通研究開発管理システム)