硫酸クロム(III)
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硫酸クロム(III) | |
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Chromium(III) sulfate | |
別称 Basic chromium sulfate, chromic sulfate | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 10101-53-8 , (無水和物) 13520-66-6 (十二水和物) 10031-37-5 (十五水和物) |
ChemSpider | 19951509 |
UNII | Y0C99N5TMZ |
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特性 | |
化学式 | H24Cr2S3O24 |
モル質量 | 392.16 g/mol 716.45 g/mol (十二水和物) |
外観 | 赤褐色結晶 (無水和物)、紫色結晶 (水和物) |
密度 | 3.10 g/cm3 (無水和物) 1.86 g/cm3 (十五水和物) 1.709 g/cm3 (十八水和物) |
融点 |
90°C |
沸点 |
強熱で分解 |
水への溶解度 | 不溶(無水和物) 可溶(水和物) |
危険性 | |
NFPA 704 | |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
硫酸クロム(III)(chromium(III)sulfate)は、組成式がCr2(SO4)3の無機化合物である。紫色の固体で、[Cr(H2O)6]3+イオンの水和硫酸塩で構成される。硫酸クロム(III)は皮革のなめしに広く使われている。
性質
[編集]十八水和物を加熱すると一部が脱水し、緑色の十五水和物になり、最終的には無水和物となる。
合成
[編集]古典的にはクロム塩と二酸化硫黄との反応で合成するが、他の方法も存在する[1]。含水条件で酸化クロム(III)と硫酸とを反応させると生成する。
安全性
[編集]刺激性があるため取り扱うときは保護具が必要。
脚注
[編集]- ^ Gerd Anger, Jost Halstenberg, Klaus Hochgeschwender, Christoph Scherhag, Ulrich Korallus, Herbert Knopf, Peter Schmidt, Manfred Ohlinger, "Chromium Compounds" in Ullmann's Encyclopedia of Industrial Chemistry, Wiley-VCH, Weinheim, 2005.