西尾口駅
表示
(碧電西尾口駅から転送)
西尾口駅 | |
---|---|
高架下にある改札(2019年2月) | |
にしおぐち NISHIO-GUCHI | |
◄GN08 桜町前 (1.2 km) (0.8 km) 西尾 GN10► | |
所在地 | 愛知県西尾市寄住町柴草7 - 3 |
駅番号 | GN 09 |
所属事業者 | 名古屋鉄道 |
所属路線 | 西尾線 |
キロ程 | 14.2 km(新安城起点) |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 1面1線 |
乗降人員 -統計年度- |
494人/日 -2022年[1]- |
開業年月日 | 1930年(昭和5年)4月3日 |
備考 |
無人駅(駅集中管理システム導入駅) * 1944年碧海西尾口から改称 * 1989年高架化 |
西尾口駅(にしおぐちえき)は、愛知県西尾市寄住町柴草にある、名鉄西尾線の駅である。駅番号はGN09。
概要
[編集]隣の西尾駅まで約800mしか離れておらず、利用者も非常に少ないため、かつては一部の普通も通過していた。現在は全ての普通列車が停車する。当駅を通る線路は直線であるため、当駅のホーム端から西尾駅のホームを見ることができる。
2006年(平成18年)2月、西尾線への駅集中管理システムの導入に伴う設置費用の軽減のため、名鉄は1日の乗降客数が300人以下の駅を廃止することを関係自治体に通告したが、市街地にある駅は除外することとしたため、西尾口駅はこれに該当し廃止を免れている。
歴史
[編集]- 1928年(昭和3年)
- 1929年(昭和4年)4月1日 - 西尾口駅(仮駅)廃止。
- 1930年(昭和5年)4月3日 - 再開業。愛電は西尾口駅、碧電は碧海西尾口駅と呼称。
- 1935年(昭和10年)8月1日 - 愛電が名岐鉄道と合併して名古屋鉄道が発足。「西尾口駅」が同社の駅となる。
- 1943年(昭和18年)12月16日 - 西尾線岡崎新駅 - 西尾駅間休止に伴い「西尾口駅」休止。
- 1944年(昭和19年)3月1日 - 碧電が名古屋鉄道へ合併し、「碧海西尾口駅」が同社の駅となり、西尾口駅に改称(駅名を統合)。
- 1948年(昭和23年)11月1日以前 - 無人化[3]。
- 1989年(平成元年)7月2日 - 高架化[4]。
- 2007年(平成19年)11月14日 - トランパス導入。
- 2008年(平成20年)6月14日 - 当駅(駅構内は単線) - 西尾駅間の約600mを複線化[5]。
- 2011年(平成23年)2月11日 - ICカード乗車券「manaca」供用開始。
- 2012年(平成24年)2月29日 - トランパス供用終了。
駅構造
[編集]4両編成対応の単式1面1線ホームの高架駅で駅集中管理システム(西尾駅管理)導入の無人駅。manaca対応。トランパス対応工事の際に同時に多目的トイレが設置されている。エレベーターは設置されていない。
1989年(平成元年)7月に完成した連続立体交差事業の際、将来の2面2線化に対応可能な構造に作られている。2008年(平成20年)6月14日に当駅(駅構内は単線)から隣の西尾駅までの約600mが複線化された[5]。
路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|
GN 西尾線 | 上り | 新安城・金山・名鉄名古屋方面[6] |
下り | 西尾・吉良吉田方面[6] |
-
駅外観 (2005年)
-
ホーム
-
ホーム南端から西尾駅を望む
-
駅名標
配線図
[編集] ← 桜井・ 新安城・ 名古屋方面 |
→ 吉良吉田方面 |
|
凡例 出典:[7] |
利用状況
[編集]- 「移動等円滑化取組報告書」によると、2020年度の1日平均乗降人員は450人である[8]。
- 『名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年度当時の1日平均乗降人員は418人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中266位、 西尾線・蒲郡線(23駅)中20位であった[9]。
- 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は143人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中326位、 西尾線・蒲郡線(24駅)中24位であった[10]。
- 『愛知県統計年鑑』によると2010年度の1日平均乗車人員は162人[11]である。
近年の1日平均乗車人員は下表の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1995年 | 69 [12] |
1996年 | 77 [13] |
1997年 | 80 [14] |
1998年 | 86 [15] |
1999年 | 86 [16] |
2000年 | 92 [17] |
2001年 | 97 [18] |
2002年 | 98 [19] |
2003年 | 97 [20] |
2004年 | 98 [21] |
2005年 | 100 [22] |
2006年 | 105 [23] |
2007年 | 137 [24] |
2008年 | 195 [25] |
2009年 | 170 [26] |
2010年 | 162 [11] |
かつては西尾線で最も利用客が少ない駅であったが近年は増加傾向にあり、堀内公園駅を抜いている。
駅周辺
[編集]主な施設
[編集]- 西尾市民病院
- 八ツ面山・八ツ面山公園
- 久麻久神社
- 西尾市立伊文保育園
- 寄住稲荷
- 伊文神社
- 西尾スターボール
- グラッチェタウン西尾(ヤマナカ西尾寄住店、ヤマダデンキテックランド西尾店)
- マックスバリュ西尾店
- 愛知県道43号岡崎碧南線
バス路線
[編集]-
ホームから見える八ツ面山
-
バス停(名鉄東部交通バス)
-
バス停(六万石くるりんバス)
その他
[編集]隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ “令和4年度 移動等円滑化取組報告書(鉄道駅)” (PDF). 名古屋鉄道. 2023年7月17日閲覧。
- ^ 『鉄道停車場一覧. 昭和12年10月1日現在』(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、869頁。
- ^ 寺田裕一『改訂新版 データブック日本の私鉄』ネコ・パブリッシング、2013年、255頁。ISBN 978-4777013364。
- ^ a b 愛知県における鉄道網整備の状況 - 愛知県
- ^ a b “西尾口(GN09)(にしおぐち) 路線一覧”. 名古屋鉄道. 2021年10月3日閲覧。
- ^ 巻末折込「名古屋鉄道 配線略図」(『鉄道ピクトリアル No.816 2009年3月号臨時増刊』電気車研究会、2009年)
- ^ “令和2年度 移動等円滑化取組報告書(鉄道駅)” (PDF). 名古屋鉄道. 2021年10月3日閲覧。
- ^ 名鉄120年史編纂委員会事務局(編)『名鉄120年:近20年のあゆみ』名古屋鉄道、2014年、160-162頁。
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、651-653頁。
- ^ a b 平成24年度刊愛知県統計年鑑 第10章 運輸,通信 鉄道(JRを除く私鉄)駅別乗車人員
- ^ 平成9年度刊愛知県統計年鑑 第10章 運輸,通信 鉄道(JRを除く私鉄)駅別乗車人員
- ^ 平成10年度刊愛知県統計年鑑 第10章 運輸,通信 鉄道(JRを除く私鉄)駅別乗車人員
- ^ 平成11年度刊愛知県統計年鑑 第10章 運輸,通信 鉄道(JRを除く私鉄)駅別乗車人員
- ^ 平成12年度刊愛知県統計年鑑 第10章 運輸,通信 鉄道(JRを除く私鉄)駅別乗車人員
- ^ 平成13年度刊愛知県統計年鑑 第10章 運輸,通信 鉄道(JRを除く私鉄)駅別乗車人員
- ^ 平成14年度刊愛知県統計年鑑 第10章 運輸,通信 鉄道(JRを除く私鉄)駅別乗車人員
- ^ 平成15年度刊愛知県統計年鑑 第10章 運輸,通信 鉄道(JRを除く私鉄)駅別乗車人員
- ^ 平成16年度刊愛知県統計年鑑 第10章 運輸,通信 鉄道(JRを除く私鉄)駅別乗車人員
- ^ 平成17年度刊愛知県統計年鑑 第10章 運輸,通信 鉄道(JRを除く私鉄)駅別乗車人員
- ^ 平成18年度刊愛知県統計年鑑 第10章 運輸,通信 鉄道(JRを除く私鉄)駅別乗車人員
- ^ 平成19年度刊愛知県統計年鑑 第10章 運輸,通信 鉄道(JRを除く私鉄)駅別乗車人員
- ^ 平成20年度刊愛知県統計年鑑 第10章 運輸,通信 鉄道(JRを除く私鉄)駅別乗車人員
- ^ 平成21年度刊愛知県統計年鑑 第10章 運輸,通信 鉄道(JRを除く私鉄)駅別乗車人員
- ^ 平成22年度刊愛知県統計年鑑 第10章 運輸,通信 鉄道(JRを除く私鉄)駅別乗車人員
- ^ 平成23年度刊愛知県統計年鑑 第10章 運輸,通信 鉄道(JRを除く私鉄)駅別乗車人員
- ^ 普通列車が停車予定の駅を誤って通過 名鉄・西尾線(中京テレビ)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 西尾口駅 - 名古屋鉄道