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磯部稔

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

磯部 稔(いそべ みのる 1944年 - )は、日本の化学者天然物化学者。農学博士(名古屋大学)。元名古屋大学大学院生命農学研究科教授。名古屋大学名誉教授。中国科学院上海薬物研究所名誉教授。

愛知県出身。

平田義正博士の流れを汲む研究者で、専門は、天然物有機化学。「生物発光」、「昆虫休眠」等に関しての化学的仕組みの解明、たんぱく質脱リン酸酵素阻害剤等の研究で知られる。2008年紫綬褒章受章、2018年瑞宝中綬章受章、2024年ナカニシプライズ受賞。

経歴

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  • 1967年 名古屋大学農学部農芸化学科卒業
  • 1969年 名古屋大学大学院農学研究科修士課程修了
  • 1970年 名古屋大学農学部助手
  • 1973年 農学博士(名古屋大学)
  • 1973年 Columbia University (New York, U.S.A.), Dept Chem.
  • 1975年 名古屋大学農学部助教授
  • 1991年 名古屋大学農学部教授

受賞等

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  • 1980年 日本農芸化学会・農芸化学奨励賞(複雑な生物活性天然有機化合物の立体制御合成)
  • 1996年 有機合成化学協会賞(多不斉中心生理活性物質の立体制御合成研究)
  • 2000年 日本農芸化学会賞(生物の信号伝達に関する生物有機化学的研究)
  • 2008年 紫綬褒章[1]
  • 2018年 瑞宝中綬章[2]
  • 2024年 ナカニシプライズ[3]

著書(共著、訳書含む)

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  • 1988年 天然物化学の新しい展開―その考え方と進め方(化学増刊)
  • 2000年 有機化学
  • 2000年 フィーザー/ウィリアムソン有機化学実験
  • 2008年 天然物化学・生物有機化学〈1〉全合成・生物有機化学 (朝倉化学大系)
  • 2008年 天然物化学・生物有機化学〈2〉全合成・生物有機化学 (朝倉化学大系)

脚注

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  1. ^ 【政府】08年「春の褒章」を発令 別所氏に藍綬、森氏が黄綬”. 薬事日報 (2008年4月28日). 2023年5月30日閲覧。
  2. ^ 平成30年春の叙勲 瑞宝中綬章受章者” (PDF). 内閣府. p. 3. 2023年1月23日閲覧。
  3. ^ 磯部稔名誉教授(名古屋大学)に 2024 Nakanishi Prize”. 2024年6月8日閲覧。