神奈川県立相模原中等教育学校
神奈川県立相模原中等教育学校 | |
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北緯35度32分10.1秒 東経139度25分54.3秒 / 北緯35.536139度 東経139.431750度座標: 北緯35度32分10.1秒 東経139度25分54.3秒 / 北緯35.536139度 東経139.431750度 | |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 | 神奈川 |
学区 | 神奈川県全域 |
設立年月日 |
(相模大野高)1985年 (相模原中等)2009年 |
共学・別学 | 男女共学 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 単位制 |
設置学科 | 普通科 |
学期 | 2学期制 |
学校コード | D214215010015 |
中等教育学校コード | 14314G |
所在地 | 〒252-0303 |
神奈川県相模原市南区相模大野4-1-1 | |
外部リンク | 公式サイト |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
神奈川県立相模原中等教育学校(かながわけんりつ さがみはらちゅうとうきょういくがっこう、英名:Sagamihara Secondary School)は、神奈川県相模原市南区相模大野四丁目にある公立中等教育学校。中高一貫制共学校。
概要
[編集]神奈川県立相模大野高等学校に併設されて、2009年に開校した。
科学論理的思考力・表現コミュニケーション力・社会生活実践力の3つの力を育て、次世代のリーダーを育成することを目標にしている。神奈川県立平塚中等教育学校とともに、神奈川県では最初の県立中等教育学校である。
編成
[編集]学年
[編集]各学年は一律160人。六学年まであり、一年次から三年次が前期生、四年次から六年次が後期生である。
クラス一年次及び二年次は各学年五クラス(各クラス32名)。三年次から六年次までは各学年四クラス(各クラス40名)。
担任、副担任と各クラスに教諭が二人ずつ着く一般的な編成である。
三年次から六年次にはそのほかにも、学年担当の教諭がいる。
施設
[編集]校舎
[編集]一般的なH型に配置され、屋根は切妻屋根を採用し、エンタシスを模した柱を三本配した正面玄関(職員玄関)、黄土色の塔屋、各所のステンドグラス、吹き抜けの図書館など随所にデザインがある。
北棟・西棟・南棟・東棟・中央棟に分かれ、中央棟と体育館の下にピロティがある。
塔屋を除き3~4階である。
色調は全般にアイボリーホワイトで、屋根の部分はこげ茶である。
その他
[編集]土地などの制約上プールが無い。
構内の前庭は赤レンガ敷き、中庭は幾何学模様のタイルが敷き詰められており、前庭左奥の「思索の小径」にはレプリカの埴輪を配する。
体育館は2階部分にあり、1階部分はピロティや武道場である。
グラウンド周囲はマテバシイで覆われ、構内は松や桜などの木々で囲われている。
テニスコートは4面設置されている。2023年度では、ドルフィンという球出し機も購入している。
校庭にはハンドボールコートもあり、部活動の施設という観点では比較的充実していると言える。
駐輪場は2箇所あり、校則上、主に後期生が使用する。
校舎内には基本的に土足で入るので、事務室前の職員用のものを除き下駄箱が無い。
沿革
[編集]- 2009年4月 - 開校
- 2009年6月 - 校歌発表
- 2009年10月 - プレハブ完成
- 2009年11月 - 東棟改修工事開始
- 2010年4月 - 東棟改修工事終了
- 2010年12月 - 全ての校舎の改修が終了、プレハブ解体開始
- 2011年4月 - 校長に加賀大学が着任
- 2015年4月 - 校長に坂本和彦が着任
- 2017年4月 - 校長に鈴木恭子が着任
- 2019年11月 - 十周年記念式典開催
- 2020年4月 - 校長に藤原敬子が着任[1]
- 2024年4月-校長に岡野正之が着任
著名な出身者
[編集]学校行事
[編集]学園祭
[編集]6月に開催される蒼碧祭体育部門(そうへきさいたいいくぶもん)、9月に開催される蒼碧祭文化部門(そうへきさいぶんかぶもん)、12月に開催される芸術祭合唱部門(げいじゅつさいがっしょうぶもん)、2月に開催される芸術祭展示部門(げいじゅつさいてんじぶもん)がある。 コロナ禍でも毎年全ての行事が縮小されながら行われている[2]。
象徴
[編集]校章
[編集]公募で神奈川県在住のグラフィックデザイナー奥野和夫の作品を採用した。2009年1月19日に同校より奥野へ校章認定証が交付された。
教育目標にある「心身ともに健全」「高い知性と豊かな人間性」をペン先に表し、相模原中等教育学校(Sagamihara Secondary School)の頭文字Sの3本のリボンには、生徒が「科学・論理的思考力」、「表現コミュニケーション力」、「社会生活実践力」の3つの力を備え、しなやかに成長していく様を表している。翼の3枚の羽はめざす生徒像を表し、次世代を担う人材に成長することを託している[3]。
校歌
[編集]母体校の旧校歌に、同校生徒が新たに作詞した4番目の歌詞を補って完成した。仲間との出会いを中心に書かれており、2009年6月9日に発表された。
スクールカラー
[編集]校章もスクールカラーである「えんじ色」を基調にデザインされている。
学年カラー
[編集]学年ごとに学年カラーがあり、青→赤→緑とローテーションしていく。体育着の名前の文字色も青→赤→黄とローテーションしていく。
入学者決定検査
[編集]学校に入学するには入学者決定検査(平塚中等教育学校と共通)を受ける必要がある。調査書(小学校の成績)と適性検査、グループ活動による検査を実施して入学者を決定する[4](グループ活動による検査は2021、2022、2023年度入学者決定検査ではコロナ禍の為行われなかったが、2024年度入学者決定検査でも中止するかどうかは決定していない。) 。配点は適性検査600点、グループ活動による検査200点、調査書100点である。2022年度入学者決定検査からは男女の区別なく160名の生徒を募集している。2009年度は16倍の倍率となった。2010年度に男子で8.54倍、女子で10.03倍となってから緩やかに減少してゆき、2018年度入学予定の志願倍率は男子で7.50倍、女子で8.54倍で、前年度より女子の倍率は増えている。女子80人、男子80人を入学させるが、2022年から男女合わせて160人入学させることになった。
適性検査
[編集]適性検査はIとIIがあり(文部科学省の指導により学力検査は行わないので、教科別ではない)、時間はそれぞれ45分間ずつで、配点はそれぞれ300点ずつである。2023年度よりマークシート方式を導入した。また、例年の150字作文が適性検査1と2に分割されることになった。
委員会
[編集]- 生徒会執行部(後期生)
- 生徒会準執行部(前期生)
- 評議会
- 新聞委員会
- 図書委員会
- 放送委員会
- 美化委員会
- 保健委員会
- 体育委員会
- 交流委員会
- 蒼碧祭文化部門実行委員会
- 蒼碧祭体育部門実行委員会
- 芸術祭展示部門実行委員会
- 芸術祭合唱部門実行委員会
- 選挙管理委員会(1,2年次は他委員会との兼任)
- 制服検討委員会(兼任可能)
部活
[編集]運動部
[編集]水泳や体操の中体連や高体連には、過去には有志による参加が行われていたが現在は不許可となった。
野球部は2016年、2021年夏の全国高等学校野球選手権神奈川大会において4回戦にまで進出した。
文化部
[編集]クラシックギター部は2015~2019年と5年連続で全国学校ギター合奏コンクールにおいての最優秀賞受賞[6]、全国高等学校総合文化祭出場などの実績を持つも、2021年度は最優秀賞受賞ならず6連覇には至らなかった(2020年はコロナウイルス感染症対策のためwebコンクールに変更・学校ごとの練習環境の差を考慮し最優秀賞なし)。また、TBSの『愛なんだ 2020』や同局の『THE TIME』に出演した。その後2022~2024年度にかけて再び最優秀賞を受賞し、現在は3連覇中である。
吹奏楽部はクラリネット四重奏で全日本アンサンブルコンテスト全国大会出場(中学部門)などの実績を持つ。
コーラス部は2022〜2023年度の2年連続でかながわヴォーカルアンサンブルコンテストで金賞を受賞し、2022年度の関東ヴォーカルアンサンブルコンテストでは銀賞を受賞している。
交通
[編集]脚注
[編集]- ^ “沿革”. 相模原中等教育学校 (2020年4月8日). 2022年8月10日閲覧。
- ^ “学校生活・学校行事”. 相模原中等教育学校 (2020年3月25日). 2022年8月10日閲覧。
- ^ “校章・校歌”. 相模原中等教育学校 (2021年3月15日). 2022年8月10日閲覧。
- ^ “神奈川県立中等教育学校の入学者の募集及び決定について”. 神奈川県教育委員会 (2022年8月4日). 2022年8月10日閲覧。
- ^ “部活動”. 相模原中等教育学校 (2020年11月16日). 2022年8月10日閲覧。
- ^ “全国5連覇「ホッとした」”. タウンニュース (2019年9月5日). 2022年8月10日閲覧。