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神戸映画資料館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
神戸映画資料館
Kobe Planet Film Archive
地図
施設情報
正式名称 神戸映画資料館
専門分野 映画
収蔵作品数 20,000本以上
(2022年時点[1]
約16,000タイトル
(2017年時点[2]
館長 安井喜雄[2][3]
管理運営 プラネット映画保存ネットワーク[3]
開館 2007年3月25日
所在地 653-0036
日本の旗 日本
兵庫県神戸市長田区腕塚町5丁目5番1号
アスタくにづか1番館北棟2階
位置 北緯34度39分15.7秒 東経135度8分46.4秒 / 北緯34.654361度 東経135.146222度 / 34.654361; 135.146222座標: 北緯34度39分15.7秒 東経135度8分46.4秒 / 北緯34.654361度 東経135.146222度 / 34.654361; 135.146222
最寄駅 新長田駅
最寄バス停 神戸市バス「大橋5丁目」停留所
国道2号沿い)
最寄IC 阪神高速3号神戸線湊川出入口
外部リンク kobe-eiga.net
プロジェクト:GLAM
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神戸映画資料館(こうべえいがしりょうかん)は、兵庫県神戸市長田区腕塚町5丁目5番1 アスタくにづか1番館北棟2階にあるフィルム・アーカイヴである。映画のフィルムおよび映画に関する資料を収集しており、ミニシアターを併設する。

歴史

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個人的に映画フィルムの収集を行っていた安井喜雄が、1974年、同好の士らと共に大阪府に開設したプラネット映画資料図書館を前身とする[4]神戸市の協力を受けて、プラネット映画資料図書館のフィルムや関連資料を引き継ぐ形で2007年(平成19年)3月25日に神戸映画資料館は開館した[3]

当初は「新長田まちづくり株式会社」が事業主体となり、安井が代表を務める「神戸プラネット」が運営委託を受けていた[3]。2009年4月より神戸プラネットの独立採算事業となる[5][6]

2019年(令和元年)11月に安井喜雄が理事長を務めるNPO法人「プラネット映画保存ネットワーク」が設立され、神戸映画資料館の運営を引き継いだ[3]

2023(令和5)年度文化庁メディア芸術アーカイブ推進支援事業の助成を受けて「神戸映画資料館所蔵アニメーションフィルムのデジタルアーカイブ事業」を実施している[7]

2024年(令和6年)にはプラネット映画資料図書館が活動を開始して50周年を迎えたことから、記念誌の刊行と支援の呼びかけをおこなっている[8]

収集・展示

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2022年の時点で20,000本以上の映画フィルムを所蔵し、民営では日本最大規模のフィルム・アーカイヴである[1]失われた映画の発掘も積極的に行っている[9]

映画製作に使用する機材、映画関連の書籍、チラシ、ポスターの収集と保存も行っており、その一部は館内で展示されている[10]。また、戦前に映画館から発行されていたプログラム約4,000点を所蔵している[11]。38席のミニシアターが併設されており、主に週末には「古典映画や無声映画、ミニシアターからもこぼれ落ちた先鋭的な現代映画など」の上映を行っている[12]。映画上映のほかに、トーク・イベントの会場として使用されることもある[13]。カフェ・スペースと資料閲覧室も併設されている[14]

交通アクセス

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脚注

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  1. ^ a b フィルム2万本超、神戸映画資料館 何でも収集、社会の財産に 「復興の象徴に」設立15年”. 毎日新聞 (2022年2月5日). 2024年8月3日閲覧。
  2. ^ a b 西原幹喜 (2017年7月23日). “もっと関西 民間で国内最大 神戸映画資料館10周年 埋もれたフィルムに光(カルチャー)”. 日本経済新聞 (日本経済新聞社). https://www.nikkei.com/article/DGXLASIH18H0B_Y7A710C1AA2P00/ 2018年11月17日閲覧。 
  3. ^ a b c d e 神戸映画資料館とは”. 神戸映画資料館. 2024年11月2日閲覧。
  4. ^ 山根貞男『映画を追え:フィルムコレクター歴訪の旅』草思社、2023年、12-13頁。ISBN 978-4-7942-2614-3 
  5. ^ リサーチレポート:神戸映画資料館”. せんだいメディアテーク (2023年9月7日). 2024年8月3日閲覧。
  6. ^ 神戸映画資料館を支える会 会議2010”. 神戸映画資料館 (2010年1月30日). 2024年11月2日閲覧。
  7. ^ 神戸映画資料館、「神戸映画資料館所蔵アニメーションフィルムのデジタルアーカイブ事業」の成果の一部を公開”. カレントアウェアネス・ポータル (2024年4月10日). 2024年11月2日閲覧。
  8. ^ 民営最大規模のフィルムアーカイブ、プラネットが50周年記念誌を刊行・支援呼びかけ”. 映画ナタリー (2024年8月6日). 2024年11月2日閲覧。
  9. ^ 山根貞男『映画を追え:フィルムコレクター歴訪の旅』草思社、2023年、14-29頁。ISBN 978-4-7942-2614-3 
  10. ^ 世界のディズニーファンも驚く『神戸映画資料館』で映画の世界に浸る (1/4)”. 神戸ジャーナル (2020年11月19日). 2024年8月3日閲覧。
  11. ^ 戦前の映画館発行プログラム4000点所蔵 神戸映画資料館”. 神戸新聞 (2021年5月11日). 2024年8月3日閲覧。
  12. ^ フィルムに残された、神戸の記憶”. シタマチコウベ (2022年3月17日). 2024年8月3日閲覧。
  13. ^ 世界のディズニーファンも驚く『神戸映画資料館』で映画の世界に浸る (2/4)”. 神戸ジャーナル (2020年11月19日). 2024年8月3日閲覧。
  14. ^ 映画好きなら一度は訪れたい!「神戸映画資料館」”. Feel KOBE (2022年11月29日). 2024年8月3日閲覧。
  15. ^ アクセス”. 神戸映画資料館. 2024年11月2日閲覧。

外部リンク

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