コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

神浦村 (長崎県西彼杵郡)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
こうのうらむら
神浦村
廃止日 1955年2月11日
廃止理由 新設合併
神浦村黒崎村外海村
現在の自治体 長崎市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 九州地方
都道府県 長崎県
西彼杵郡
市町村コード なし(導入前に廃止)
総人口 5,016
国勢調査、1950年)
隣接自治体 西彼杵郡雪浦村村松村三重村黒崎村
神浦村役場
所在地 長崎県西彼杵郡神浦村江川郷
座標 北緯32度53分02秒 東経129度35分59秒 / 北緯32.88386度 東経129.59964度 / 32.88386; 129.59964 (神浦村)座標: 北緯32度53分02秒 東経129度35分59秒 / 北緯32.88386度 東経129.59964度 / 32.88386; 129.59964 (神浦村)
ウィキプロジェクト
テンプレートを表示

神浦村(こうのうらむら)は、長崎県西彼杵半島にあった村。西彼杵郡に属した。1955年(昭和30年)に南隣[1]黒崎村と合併し、外海村となった。

現在の長崎市外海地区の北部にあたる。

地理

[編集]

西彼杵半島の西部に位置し、西の海岸線を角力灘(五島灘)に接する。

  • 山:三方山、タンポ山、牧野岳、大野岳、妙正岳
  • 島嶼:池島、大蟇島(沖ノ島)、小蟇島、母子島、大角力、小角力
  • 河川:神浦川、相川
  • 溜池:御用堤
  • 港湾:神ノ浦港、池島港

沿革

[編集]

近世の神浦村は大村藩領のうち外海地区[2]に属した。『大村郷村記』によれば、「神浦」の地名は神功皇后新羅より帰陣した際に、当地で休息した事が由来とされる[3]。村内は大野集落をはじめとした各所でいわゆる隠れキリシタンと呼ばれたキリスト教信者が多く居住する。

地名

[編集]

を行政区域とする。神浦村は1889年の町村制施行時に単独で自治体として発足したため、大字は無し[4]

  • 池島郷
  • 江川郷
  • 扇山郷
  • 上大中尾郷
  • 上大野郷
  • 上道徳郷
  • 北大中尾郷
  • 口福郷
  • 下大中尾郷
  • 下大野郷
  • 下道徳郷
  • 夏井郷
  • 丸尾郷
  • 向郷

産業

[編集]

農業や漁業を主な産業とする。池島では石炭の採掘が行われている(池島炭鉱)。

名所・旧跡

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ 市町村変遷パラパラ地図 完全版 長崎県 1955年2月1日
  2. ^ 外海(そとめ)とは西彼杵半島の西岸(角力灘沿岸)一帯を指す。対して同半島の東岸(大村湾沿岸)一帯を内海(うちめ)という。
  3. ^ 角川日本地名大辞典 42 長崎県「神浦」
  4. ^ 『西彼杵郡現勢一班』神浦村現勢内容のうち「五、大字及郷」の項目では、下記に列記した14郷を“大字”としているが、大字の定義や成立経緯上、長崎県で用いられる「郷」は大字とは異なる。また、同項目では村内に存在する郷として扇山・大中尾・丸尾・江川・道徳・原先濱・横町・地向・上大野・下大野・池島が記載されているが、これらは村内における地区分けとみられる。
  5. ^ 外海町を経て長崎市に編入後の2008年(平成20年)に国の重要文化財に指定された。

参考文献

[編集]

関連項目

[編集]