禁酒日
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禁酒日(きんしゅび)とは、普段は酒類を飲んでも問題視されない地域において、酒類を飲むことを禁止されている日のことである。なお、自主的に酒を飲まない日と決めた日も禁酒日であるが、この場合、健康のためであることもあり、そのような禁酒日の場合、一般に休肝日と呼ばれる。
概説
[編集]年齢制限など、何らかの制約があるにせよ、飲酒が禁止されていない地域は方々にある。しかし、普段は飲酒が禁止されていない地域においても、ある特定の日だけは、酒類を飲んではならない日と定められていることがある [注釈 1] 。 以下にその例を記述する。
スリランカの禁酒日
[編集]スリランカでは、満月の日をポーヤデイと呼び、休日となっている。この日は、スリランカに住んでいる者はもちろんのこと、たとえ外国人であっても、スリランカ国内では酒類が提供されることはない。つまり、満月の日は、酒が一切飲めないのである [1] 。
フィンランドの禁酒日
[編集]フィンランドでは、日曜や祝日が禁酒日となっている。しかし、その日にだけウォッカをベースとするカクテルの1つであるブル・ショットから氷を抜いて、「これはブル・ショット・スープである。」として客に出すレストランもあるとの話もある [2] [3] [4] [5] 。 ただし、ブル・ショットが考案されたのは、1953年のデトロイトであったとの説がある [2] [3] [6] [7] [8] 。 この説が正しいとすると、そのようなことが行われるようになったのは、少なくとも1953年以降であることになる。
注釈
[編集]- ^ イスラム教の影響が強い地域のように、飲酒が禁止されている地域もあるが、 そのような地域では毎日が禁酒なので、ある特定の日が禁酒の日となっているわけではない。 よって、基本的に全ての人が、常に飲酒が禁止されている地域でのことは、特に記述しないものとする。
出典
[編集]- ^ 末広 美津代 『そんな紅茶で満足ですか - スリランカの本物の味と香りを楽しむ秘訣』 p.114 祥伝社 2002年10月20日発行 ISBN 4-396-31309-8
- ^ a b 花崎 一夫 監修 『ザ・ベスト・カクテル』 p.98 永岡書店 1990年6月5日発行 ISBN 4-522-01092-3
- ^ a b 岡 純一郎 監修 『カクテルベスト100』 p.144 西東社 1991年7月30日発行 ISBN 4-7916-0927-1
- ^ 永田 奈奈恵 監修 『ポケットガイド カクテル』 p.86 成美堂出版 1998年1月20日 ISBN 4-415-08549-0
- ^ 澤井 慶明 監修 『カクテルの事典』 p.124 成美堂出版 1996年12月20日発行 ISBN 4-415-08348-X
- ^ オキ・シロー 『カクテル・コレクション』 p.159 ナツメ社 1990年3月24日発行 ISBN 4-8163-0857-1
- ^ 後藤 新一 監修 『カクテル123』 p.80 日本文芸社 1998年12月15日発行 ISBN 4-537-07610-0
- ^ 福西 英三 『カラーブックス 563 カクテル入門』 p.60 保育社 1982年3月5日発行 ISBN 4-586-50563-X