福住駅 (兵庫県)
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福住駅 | |
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駅跡に設けられた石碑(2017年1月) | |
ふくすみ Fukusumi | |
◄村雲 (3.4 km) | |
所在地 |
兵庫県多紀郡多紀町福住 (現・丹波篠山市福住) |
所属事業者 | 日本国有鉄道 |
所属路線 | 篠山線 |
キロ程 | 17.6 km(篠山口起点) |
駅構造 | 地上駅 |
開業年月日 | 1944年(昭和19年)3月21日 |
廃止年月日 | 1972年(昭和47年)3月1日 |
備考 | 路線廃止に伴う廃駅 |
福住駅(ふくすみえき)は、かつて兵庫県多紀郡多紀町(現・丹波篠山市)福住にあった日本国有鉄道(国鉄)篠山線の駅(廃駅)である。篠山線の終着駅であった。
なお、線路は京都府の園部駅まで延伸される計画(改正鉄道敷設法別表第78号)であったが、終戦にともない計画は中止され、園部との間は国鉄バス園篠線(えんじょうせん)により結ばれていた。
現役時代の当駅の駅名標は、「ふくすみ FUKUSUMI」記載のものと「ふくずみ FUKUZUMI」記載のものがあった。時刻表の駅名欄にも「ふくずみ」と記載されていることがあった。
歴史
[編集]- 1944年(昭和19年)3月21日:終着駅として開業[1]。
- 1958年(昭和33年)11月1日:営業範囲を「一般運輸営業」から、「一般運輸営業。ただし、代金引換は行わない。」へ改める[2]。
- 1960年(昭和35年)12月15日:営業範囲を「旅客、手荷物、小荷物および車扱貨物。ただし、配達および代金引換の取扱はしない。」へ改める[3]。
- 1972年(昭和47年)3月1日:篠山線全線廃止に伴い廃駅となる[4]。
駅構造
[編集]廃線直前の時点で、駅舎の北側に接した貨物用ホーム1線、その北に島式の旅客ホームがあり、その北に1線があって旅客列車はここに発着、そのホームの南側は空いていた。構内は現在の国道372号にあたる。現在、駅跡に駅名を記載した石碑が残されているが、その近辺にあるホームのようなものは、当駅のホーム跡ではない。
駅周辺
[編集]福住地区の中心部に位置している。かつての駅前通り(旧・国道372号[注釈 1])には「福住」停留所があり、丹波篠山市街方面への篠山線代替バスがウイング神姫(旧・神姫グリーンバス)、園部方面の元西日本JRバスの路線が京阪京都交通により運転されており、交通の連絡点という役割は変わっていない。周辺の地域は、2012年に丹波篠山市福住伝統的建造物群保存地区として、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された。
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「福住」停留所(2018年1月)
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福住駅跡碑(2018年1月、全景)
隣の駅
[編集]- 日本国有鉄道
- 篠山線
- 村雲駅 - 福住駅