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福山海運

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
合資会社福山海運
種類 合資会社
本社所在地 日本の旗 日本
907-1801
沖縄県八重山郡与那国町字与那国85番地
業種 海運業
法人番号 5360003005096 ウィキデータを編集
事業内容 近海旅客・貨物海運業
代表者 譜久山哲也(代表社員)
関係する人物 外間守吉 - 与那国町長、元福山海運代表[1]
外部リンク fukuyamakaiun.ti-da.net/
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合資会社福山海運(ふくやまかいうん)は、沖縄県八重山郡与那国町に本社を置く海運会社。石垣市にある石垣港石垣島)と、与那国町にある久部良漁港(与那国島)の間にフェリーを運航している。

航路

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「フェリーよなくに(2代)」石垣島・石垣港にて
「フェリーよなくに(2代)」与那国島・久部良港にて
「フェリーよなくに(初代)」竹富島沖にて
  • 石垣島(石垣港) - 与那国島(久部良漁港) ※週2往復

石垣発が火・金曜、与那国発が水・土曜[2]

波の穏やかな季節には久部良港ではなく祖納港に接岸することがある。祖納港の方が港内に余裕があるほか、石垣港までの距離も約10km短くて済むが、外海の影響を受けやすいため安全確保に難があり、6月など海況の安定した時期に限られる[3]

保有船舶

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フェリーよなくに (2代)
  • 総トン数:753トン
  • 全長:68m、幅:12.8m
  • 旅客定員:120名
  • 車両搭載数:乗用車換算36台
  • 貨物積載量:364トン[4]

2014年7月18日就航[4]。熊本ドック建造[5]。本船の就航により、与那国航路の所要時間は50分短縮され、4時間30分から3時間40分になった[4]。「フェリーよなくに」がドック入りするときには、波照間島航路に就航している安栄観光の「フェリーはてるま」が代航に入ることがあった[6]

かつての保有船舶

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フェリーよなくに (初代)
  • 総トン数:498トン
  • 全長:67.5m、幅:11.5m
  • 出力:4,000馬力
  • 最高速力:18.5ノット
  • 航海速力:17ノット
  • 旅客定員:150名
  • 車両搭載数:乗用車換算31台[7]

1988年12月竣工・就航。山中造船建造。2014年の新造船就航に伴い、インドネシア航路に転籍[4]

よなくに[8]
  • 総トン数 : 185.92トン
  • 全長 : 36.30m、型幅 : 6.40m、型深さ2.75m
  • 出力 : 750ps
  • 最大速力 : 13.0ノット
  • 航海速力 : 12.5ノット
  • 旅客定員 : 65名
  • 1973年5月竣工、肥後造船建造。もと「鹿港丸」
  • 在来貨客船。石垣 - 与那国間の所要時間は7時間であった[9]

脚注

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  1. ^ “外間氏が3選果たす 与那国町長選挙”. 八重山毎日新聞. (2013年8月12日). http://www.y-mainichi.co.jp/news/23051/ 
  2. ^ フェリーよなくに 福山海運
  3. ^ “与那国祖納港にフェリー入港 波静かな今月いっぱい”. 八重山毎日新聞. (2006年6月7日). http://www.y-mainichi.co.jp/news/4973/ 
  4. ^ a b c d “新造船、きょう就航 フェリーよなくに”. 八重山毎日新聞. (2014年7月18日). http://www.y-mainichi.co.jp/news/25412/ 
  5. ^ “フェリーよなくに、最後の航海 「ご苦労さん」-町民ら見送り”. 八重山毎日新聞. (2014年7月12日). http://www.y-mainichi.co.jp/news/25375/ 
  6. ^ 公式サイトの「「フェリーよなくに」ドック期間中のお知らせ」(2017年6月16日)等参照
  7. ^ 『日本のカーフェリー -その揺籃から今日まで-』(世界の艦船 別冊) - 海人社(2009年3月発行) JANコード 4910056040393
  8. ^ 日本船舶明細書 1985 (日本海運集会所 1984)
  9. ^ 全国フェリー・旅客船ガイド 1987年上期号 (日刊海事通信社 1986)

外部リンク

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