福生寺 (福島県会津美里町)
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福生寺 | |
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所在地 | 福島県大沼郡会津美里町冨川字冨岡27 |
位置 | 北緯37度26分28.3秒 東経139度50分43.2秒 / 北緯37.441194度 東経139.845333度座標: 北緯37度26分28.3秒 東経139度50分43.2秒 / 北緯37.441194度 東経139.845333度 |
山号 | 日用山 |
宗旨 | 天台宗 |
本尊 | 阿弥陀如来 |
創建年 | 不明 |
正式名 | 日用山 福生寺 |
別称 | 冨岡観音 |
札所等 | 会津三十三観音26番 |
文化財 |
福生寺観音堂(国の重要文化財) 木造十一面観音菩薩坐像(町指定重要文化財) |
法人番号 | 4380005008542 |
福生寺(ふくしょうじ)は福島県大沼郡会津美里町にある天台宗の寺院[1][2]。山号は日用山[3]。本尊は阿弥陀如来[4]。
歴史
[編集]創建年代は不明だが[5]、近年の解体修復の際に室町時代の文安3年(1446年)の巡礼札が見つかっており、建立はそれ以前にさかのぼると考えられている[5]。
本尊の阿弥陀如来は客殿に安置されており[4]、十一面観音を安置する観音堂は会津三十三観音の26番札所・冨岡観音(とみおかかんのん)として信仰を集める[5]。観音堂は禅宗様の宝形造り三間堂で、1975年(昭和50年)3月25日に町指定重要文化財に[6]、1979年(昭和54年)2月3日に「福生寺観音堂」として国の重要文化財に指定された[7]。観音堂本尊の十一面観音坐像は寄木造で像高220.7センチあり[5]、三十三観音の中でもっとも大きく[8]、「木造十一面観音菩薩坐像」として町指定文化財となっている[9]。
境内には南側の道路に面して木造の山門があり[5]、寺院の墓地にはキリシタンの墓と言われる「後霊舎」がある[4]。
参考文献
[編集]- 『新編会津風土記』雄山閣、1975年。
- 小島一男編 編『会津三十三観音御詠歌』歴史春秋社、1978年。
- 宮崎十三八著 編『会津の観音巡礼』恒文社、1996年7月30日。ISBN 4-7704-0881-1。
- 全国霊場大事典 編纂室 編『全国霊場大事典:全国霊場巡礼・巡拝案内』六月書房、2000年11月1日。ISBN 4-7952-3343-8。
脚注
[編集]- ^ 全国霊場大辞典(2000)、pp.400 - 402
- ^ “全国天台宗寺院 データベース”. 天台宗. 2020年2月16日閲覧。
- ^ “会津三十三観音霊場”. 天台宗 会津天王寺 (2017年3月24日). 2020年3月15日閲覧。
- ^ a b c “会津の三十三観音めぐり~巡礼を通して観た往時の会津の文化~”. まいぷれ. 2020年3月15日閲覧。
- ^ a b c d e “第二十六番札所 冨岡観音”. 日本遺産 会津の三十三観音めぐり. 2020年3月15日閲覧。
- ^ “歴史回廊あいづ(建築)<福生寺観音堂>”. 福島県 (2013年12月1日). 2020年3月15日閲覧。
- ^ “福生寺観音堂”. 文化遺産オンライン. 2020年3月15日閲覧。
- ^ “冨岡観音堂”. 極上の会津. 2020年3月15日閲覧。
- ^ “町指定文化財一覧”. 会津美里町 (2019年5月16日). 2020年3月3日閲覧。