秋田県臨時教員養成所
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秋田県臨時教員養成所 | |
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創立 | 1943年 |
所在地 | 秋田県 |
校長 | - |
廃止 |
秋田県臨時教員養成所 (あきたけんりんじきょういんようせいじょ) は、1943年 (昭和18年) に秋田県に設立された教員養成機関である。
概要
[編集]1943年 (昭和18年)以降、戦局の悪化により、秋田県内の大部分の国民学校男子教員は軍務要員として召集され、空前の教員払底の時代が現出した。そのため、同年1月秋田県臨時教員養成所を設け、早急に臨時教員養成に当たることとし、同養成所規定を制定した。
養成所には国民学校初等科訓導養成部と同初等科准訓導養成部の2部を置いた。修了者には臨時検定制度によって教員免許資格が与えられ、郡部の山間へき地校に派遣された。
修了者は戦後もそのまま教職についていた者が多かった。
沿革
[編集]- 1943年1月23日 - 秋田県は「秋田県臨時教員養成所規定」を定める。
- 1943年4月1日 - 秋田県臨時教員養成所が開所される。
- 1943年9月30日 - 第1期生の養成期間が終了。
- 1944年2月15日 - 「秋田県臨時教員養成所規定」が改正され、初等科訓導養成部・養成期間9か月、初等科准訓導養成部・養成期間6か月となる。
- 1944年4月 - 第2期生入所。
- 1944年9月 - 初等科准訓導養成部の養成期間が終了。
- 1944年12月 - 初等科訓導養成部の養成期間が終了。
入学資格・定員等
[編集]- 1943年:定員300名・18歳以下男子・国民学校高等科修了もしくは同等の学力・養成期間6か月
- 1944年:初等科訓導養成部・定員180名・高等女学校卒業者もしくは同等の学力・養成期間9か月 初等科准訓導養成部・定員120名・国民学校高等科修了もしくは同等の学力の男子・養成期間6か月
著名な出身者
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
関連書籍
[編集]- 秋田県(編) 『秋田県史 : 第6巻大正昭和編』 秋田県、1965年3月、882頁-883頁
- 秋田県教育委員会(編) 『秋田県教育史 第3巻 資料編3』 1983年2月、901頁-903頁
- 秋田県教育委員会(編) 『秋田県教育史 第6巻 通史編2』 1986年3月、575頁-577頁