秩父鉄道D200形ディーゼル機関車
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秩父鉄道D200形ディーゼル機関車(ちちぶてつどうDD200がたディーゼルきかんしゃ)は、かつて秩父鉄道で運用されていたディーゼル機関車である。
概要
[編集]秩父セメント(現・太平洋セメント)の私有機であるが、セメント運搬での乗り入れのために秩父鉄道の車籍を持っていた。
3両 (DD201-203) が運用されていたが、201と202は汽車製造製の自重20tのL形、203は日立製作所製の自重35tの凸形の車両であった。
D201・202
[編集]汽車製造製の自重20tのL形の車両で、201は1955年、202は1957年に製造された。類似車両として岡山臨港鉄道102がある。1981年(昭和56年)に廃車となったが、201は秩父鉄道に引き取られ、機械扱いで熊谷工場の入換機として使用された。
主要諸元
[編集]- 全長:6,890mm
- 全幅:2,625mm
- 全高:3,340mm
- 自重:40.0t
- 機関:DMH-17B(180PS)1基
- 軸配置:B
D203
[編集]1972年に日立製作所で製造された自重35tの凸形の車両で、類似車両として樽見鉄道D102がある。1981年(昭和56年)に廃車となった。
主要諸元
[編集]- 全長:10,750mm
- 全幅:2,625mm
- 全高:3,743mm
- 自重:35.0t
- 機関:DMH-17(180PS)1基
- 軸配置:B-B
参考文献
[編集]- 寺田裕一『私鉄機関車30年』JTBパブリッシング、2005年。ISBN 4-533-06149-4。