稲垣敦
引退 AC | |
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役職 | アシスタントコーチ |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
生年月日 | 1984年4月16日(40歳) |
出身地 | 東京都 |
身長(現役時) | 158cm (5 ft 2 in) |
体重(現役時) | 56kg (123 lb) |
選手経歴 | |
2008-2009 2009-2010 2010-2011 2012-2013 2013-2015 2015-2016 |
埼玉ブロンコス Seattle Zhen Gan(ABA) Ammerud Basket Monteporzio basket 富山グラウジーズ 横浜ビー・コルセアーズ |
指導者経歴 | |
2017-2018 2018-2020 2021-2022 2022-2023 |
群馬クレインサンダーズAC 栃木ブレックスAC 名古屋ダイヤモンドドルフィンズAC 琉球ゴールデンキングス(AC) |
稲垣 敦(いながき あつし、1984年4月16日 - )は、日本のバスケットボール選手、指導者である。2008年にbjリーグの埼玉ブロンコスと契約して、プロ選手になる。2009年にはノルウェーのアムルー・バスケットと契約し、日本人の男子選手として初めてヨーロッパのトップリーグでプレイした選手になった。横浜ビー・コルセアーズに在籍していた2015-16シーズン途中に負傷し、その後無所属のまま選手復帰を目指していたが、2017年6月に現役を引退した。引退後は指導者に転身し、2019年のNBAサマーリーグではニューオーリンズ・ペリカンズのコーチも務めた。
選手時代の身長は158cm、体重56kgで、ポジションはポイントガード。bjリーグ所属時には、リーグで最も背の低い選手だった。
来歴
[編集]東京都出身。中学校入学とともにバスケットボールを始め、部活動の他マイケル・ジョーダンが主催するバスケットボール教室「マイケル・ジョーダン・フライトスクール」にも参加し技術を磨いた[1]。
筑波大学附属高等学校に進むが、3年次でアメリカに渡り、ミシガン州のサットンズベイ高校に入学。1年で卒業し、その後サンタモニカカレッジを経てNCAA2部のカリフォルニア州立大学チコ校に入学した[1]。
卒業後、ラスベガスで行われたbjリーグのトライアウトを受験し、その結果埼玉ブロンコスにスカウトされ入団した[2]。しかし入団前に負った足首の怪我の影響などもあり出場機会に恵まれず[3]、1シーズンで退団[4]。2010年11月からノルウェートップリーグBLNOに属するアムルー・バスケットと契約。日本人の男子選手として初めてヨーロッパのトップリーグでプレイした[5][6]。
2012年初頭にはイタリア・セリエCのMonteporzio basketでプレイしチームのプレイオフ進出に貢献するも、査証の問題からシーズン途中で退団を余儀無くされた[7]
2013年8月、bjリーグの富山グラウジーズと契約した[8]。
2015年7月、横浜ビー・コルセアーズに移籍。2016年2月にアキレス腱断裂をおこす[9]。シーズン終了後、横浜は稲垣との契約を更新せず、稲垣は自由契約選手となった。
その後も稲垣はチームに所属しないまま復帰を目指し練習していたが、2017年6月、自身のブログで、引退し指導者を目指すことを発表した[10]。
2017年8月、稲垣は群馬クレインサンダーズと契約し、通訳兼アシスタントコーチに就任した[11]。
2018年7月、リンク栃木ブレックスのアシスタントコーチに就任[12]。2019年のNBAサマーリーグでは、ニューオーリンズ・ペリカンズの選手として参加していたブレックスの比江島慎をサポートするため渡米し、ペリカンズのコーチとしてベンチ入りした[13]。その後、稲垣は2019-20シーズンの終了をもって退任した[14]。
2021年6月、名古屋ダイヤモンドドルフィンズのアシスタントコーチに就任。
2022年、琉球ゴールデンキングスのアシスタントコーチに就任するが、2023年2月1日付で契約解除[15]。
脚注
[編集]- ^ a b “158cm...ビハインドからのバスケ人生でつかんだ"日本人初"欧州トップリーグ(中編)”. クラッチタイム (2010年10月29日). 2013年6月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年8月30日閲覧。
- ^ 『選手契約締結および基本合意のお知らせ』(プレスリリース)埼玉ブロンコス、2008年10月9日 。2013年8月30日閲覧。
- ^ “158cm...ビハインドからのバスケ人生でつかんだ"日本人初"欧州トップリーグ(後編)”. クラッチタイム (2010年11月3日). 2013年6月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年8月30日閲覧。
- ^ 『選手契約満了のお知らせ』(プレスリリース)埼玉ブロンコス、2009年6月30日 。2013年8月30日閲覧。
- ^ “158cm...ビハインドからのバスケ人生でつかんだ"日本人初"欧州トップリーグ(前編)”. クラッチタイム (2010年10月25日). 2013年6月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年8月30日閲覧。
- ^ 日本人女子選手は、2000年にイタリア・セリエAのチームと契約した加藤貴子の例がある。
- ^ “海外を目指す選手の化学反応 ー 稲垣 敦×田渡 凌 ー Part.1”. クラッチタイム (2012年6月1日). 2013年5月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年8月30日閲覧。
- ^ 『13-14シーズン選手契約基本合意(新規)』(プレスリリース)富山グラウジーズ、2013年8月6日 。2013年8月30日閲覧。
- ^ YokohamaBcorsairsの投稿(1007304675997674) - Facebook
- ^ “Retiring” (2017年6月21日). 2017年6月29日閲覧。
- ^ “海外リーグでのプレー経験を持つ稲垣敦氏、群馬の通訳兼ACに就任”. バスケットボールキング. フロムワン (2017年8月9日). 2017年11月28日閲覧。
- ^ “稲垣 敦氏、リンク栃木ブレックス アシスタントコーチ就任のご報告”. 宇都宮ブレックス. 2020年2月23日閲覧。
- ^ “NBAサマーリーグのコートに立った28歳の評価 前編” (2020年5月20日). 2021年6月18日閲覧。
- ^ 『稲垣アシスタントコーチ、契約満了のお知らせ』(プレスリリース)2020年6月4日 。2021年6月18日閲覧。
- ^ “琉球ゴールデンキングス、今季からACを務める稲垣敦氏との契約解除を発表”. バスケットボールキング. (2023年2月2日)