穴 (モノローグ集)
『モノローグ集 穴』(モノローグしゅう あな)は、劇作家・脚本家・映画監督・舞台演出家の渋谷悠作の戯曲集である。
概要
[編集]女優モノローグ19篇、俳優モノローグ20篇を収録。 「書かないと消えそうなもの」をテーマに、39人の心の内側を描いている。モノローグとは演劇や映画などにおける一人芝居のことであり、この本に収録されているモノローグはそれぞれ、5分~10分で起承転結する。[1]渋谷悠によるモノローグ台本は全て「日本の演劇界・映画界にモノローグを広めたい」というビジョンのもと、渋谷に対する使用許可・上演料は不要としている。[2]
2022年夏に、モノローグ集第二弾となる『モノローグ集 ハザマ』の出版が予定されている。『モノローグ集 ハザマ』には、『穴』に収録されている作品と同様の5分〜10分で起承転結するモノローグ台本の他、SNSの動画投稿やオーディション時の宣材などとして使える2分程度のモノローグ台本も収録予定である。[3]
モノローグ集 穴 | ||
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著者 | 渋谷悠 | |
発行日 | 2018年11月5日 | |
発行元 | 論創社 | |
ジャンル | 戯曲 | |
国 | 日本 | |
言語 | 日本語 | |
ページ数 | 208 | |
公式サイト | https://www.shibu-shibu.com/monobook | |
コード | ISBN 978-4-84-601757-6 | |
ウィキポータル 文学 | ||
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収録作品
[編集]女優モノローグ19篇、俳優モノローグ20篇を収録。女優モノローグ・俳優モノローグと便宜上分けているが、『祈り』『プレゼンテーション』『ざらざら』『点繋ぎ』辺りは性別に関係なく演じられるとしている。[1]
対象が発話者の感情を刺激する人であるモノローグ、対象が発話者の話を引き出す人であるモノローグ(例:インタビュー)、対象がいるがその対象は反応しないモノローグ(例:お墓、手紙)、対象がいない独白や詩のようなモノローグなど、さまざまなタイプのモノローグ台本が収録されており、演技の訓練に役立てることができる。
下記、タイトル名の後に(★)がついている作品は、作者の渋谷悠が、モノローグ台本公開サイトで作品を無料公開している作品である。
下記、タイトル名の後に(☆)がついている作品は、作者の渋谷悠本人がYouTubeで朗読を公開している作品である。
女優モノローグ
[編集]- 生命線…「自らの掌をカッターで傷つけ、生命線を延ばそうとする女」のモノローグ
- 生まれ変わる
- メデューサ
- 好き(★)
- アロマセラピー
- 息子
- インタビュー(★)
- 勧誘
- 魚(★)
- 穴(★)
- 作り話(★)
- メリーゴラウンド(★)
- 宇宙人
- 最後の営業(★)
- 離婚届(★)
- 強制朗読事件(★)…「元彼の葬式で遺書を朗読させられる女」のモノローグ
- 幸あれ
- うん(★)
- 祈り…「神に祈りを捧げるホームレスの女」のモノローグ
俳優モノローグ
[編集]- TVゲーム
- ソクバッキー
- 幻聴(★)…「亡くなった母親の声の幻聴が聞こえる男」のモノローグ
- 久保さんの人生が変わった日(☆)
- ホストの説教(★)
- 反省会
- マイクロビキニ
- プレゼンテーション
- 逸郎さん(★)
- ざらざら
- 悪魔
- 口紅(★)…「妻に浮気を疑われ、弁解する女装趣味の男」のモノローグ
- 弁慶によろしく(★)
- 共食い(★)
- プリン体
- 白紙(★)
- 証明写真(★)
- ヒモ理論(★)
- タイムカプセル
- 点繋ぎ(★)
外部リンク
[編集]脚注
[編集]- ^ a b “モノローグ集『穴』”. yu-shibuya-home. 2021年4月26日閲覧。
- ^ “モノローグ集『穴』使用許可について|Yu Shibuya|note”. note(ノート). 2021年4月26日閲覧。
- ^ “https://twitter.com/yshibu97/status/1413456304211849216”. Twitter. 2021年7月11日閲覧。