窪田啓作
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窪田 啓作(くぼた けいさく、1920年7月25日 - 2011年)は、日本のフランス文学者、詩人、翻訳家、銀行員。 本名・開造。
略歴
[編集]神奈川県生まれ。1943年、東京帝国大学法学部卒業。在学中にマチネ・ポエティクに参加し詩や小説を書いた。
大学卒業後、東京銀行に入行。パリ、新橋各支店次長、国際投資部副参事役を経て、1948年欧州東京銀行頭取となる。
弟は窪田般彌。
著書
[編集]- 『掌 短編集』(河出書房、方舟叢書) 1948
翻訳
[編集]- 『エロストラート』(人文書院、サルトル全集5) 1950
- 『異邦人』(アルベエル・カミユ、新潮社) 1951、のち文庫
- 『幻を追ふ人』(ジュリアン・グリーン、福永武彦共訳、創元社) 1951
- 『結婚』(アルベエル・カミユ、新潮社) 1952
- 『セシル』(バンジャマン・コンスタン、新潮社) 1953
- 『夏』(アルベエル・カミユ、新潮社、一時間文庫) 1955
- 『グレアム・グリーン 人と作品』(ヴィクトル・ド・パンジュ、窪田般弥共訳、河出新書) 1956
- 『アルベエル・カミュ』(ロベエル・ド・リュペ、新潮文庫) 1957
- 『裏と表 / 追放』(新潮社、カミュ著作集3) 1958
- 『結婚 / シジフォスの神話』(矢内原伊作共訳、新潮社、カミュ著作集5) 1958
- 『転落 / 追放と王国』(カミュ、佐藤朔共訳、新潮文庫) 1968
出典
[編集]- 日外アソシエーツ人物情報(2003年)