竜ヶ鼻
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竜ヶ鼻(たつがはな)[1]は、兵庫県高砂市伊保東に位置する自然の岩であり、地域の価値ある財産として高砂市の「ふるさと文化財」に登録されている[2]。
この奇岩は、高砂市の石の産地として知られる「竜山(たつやま)」の由来となった[2]。かつては法華山谷川の中に位置していたが、1976年の道路工事に伴い、現在の位置に移設された[3]。
概要
[編集]竜ヶ鼻は、水の浸食によって削られた岩が、竜の頭部(鼻先)に似ていることからその名が付けられた。この特徴的な形状が、地域住民や訪れる人々に親しまれている。
2012年には、その歴史的および文化的価値を認められ、高砂市のふるさと文化財に登録された[4]。
位置
[編集]竜ヶ鼻は、明姫幹線(国道250号)竜山大橋西詰の南側、兵庫県高砂市伊保東2丁目に位置している。1976年に現在の場所へ移設されるまでは、法華山谷川の中にあった[2]。
アクセス
[編集]- 電車でのアクセス: 山陽電鉄伊保駅から北へ約15分。
- 車でのアクセス: 神戸方面からは加古川バイパス高砂北ランプを下車し、国道2号線を南へ。竜山大橋西詰南東角。姫路方面からは加古川バイパス高砂西ランプを下車し、国道250号線を東へ。
付近の見所
[編集]- 五輪之庭: 武蔵が著した「五輪書」にちなんだ庭園があり、武蔵伊織の像が建立されている[5]。
- 高御位山: 加古川市と高砂市の市境にそびえる山で、「播磨富士」の異名を持つ。山頂からは瀬戸内海や明石海峡大橋などが見渡せる[5]。
脚注
[編集]- ^ “法華山谷川の西岸に大きな石があるけど何なん?調査してきました!【高砂まにあ調査隊】 | 高砂まにあ.com”. takasago-mania.com (2022年10月24日). 2024年4月16日閲覧。
- ^ a b c 「「竜山」の由来、市民の手で再脚光」『神戸新聞』2024年1月3日。
- ^ 高砂市ふるさと文化財標柱(案内板)設置について
- ^ “ふるさと文化財登録制度|高砂市”. www.city.takasago.lg.jp. 2024年4月13日閲覧。
- ^ a b “高砂市内の名所|高砂市”. www.city.takasago.lg.jp. 2024年4月13日閲覧。