竜島温泉せせらぎの湯
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(竜島温泉から転送)
竜島温泉せせらぎの湯 | |
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温泉入浴施設 | |
温泉情報 | |
所在地 | 長野県松本市波田3452[1] |
座標 | 北緯36度10分59.0秒 東経137度47分22.4秒 / 北緯36.183056度 東経137.789556度座標: 北緯36度10分59.0秒 東経137度47分22.4秒 / 北緯36.183056度 東経137.789556度 |
交通 |
松本ICから車で30分 新島々駅からタクシーで5分[1] |
泉質 | 単純温泉[2] |
泉温(摂氏) | 40.3[2] |
湧出量 | 78 L/min[3] |
pH | 9.1 - 9.2[3] |
液性の分類 | アルカリ性[2] |
外部リンク | 公式ウェブサイト |
竜島温泉せせらぎの湯(りゅうしまおんせんせせらぎのゆ)は、長野県松本市波田3452にある日帰り入浴施設[1][2]。条例上の名称は「松本市竜島温泉施設」[4]。2017年以降の指定管理者は株式会社奥原造園[5](法人番号:6100001012887)。
泉質
[編集]当施設の温泉(源泉名:「竜島温泉」)の泉質はアルカリ性の単純温泉[2](pH 9.1 - 9.2[3])で、泉温40.3℃[注 1]、色はほぼ無色透明で、わずかに苦味・硫黄味を持つ[2]。水位-420メートルから動力揚湯している[3]。
適応症・禁忌症を「松本市公式観光情報 新まつもと物語」より引用する[2]。
- 適応症(浴用)
- 神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり・うちみ・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え性・病後回復期・疲労回復・健康増進
- 禁忌症(浴用)
- 急性疾患(特に熱のある場合)・活動性の結核・悪性腫瘍・重い心臓病・呼吸不全・腎不全・出血性疾患・高度の貧血・その他一般に病勢進行中の疾患・妊娠中(特に初期と末期)
歴史
[編集]1997年(平成9年)、美濃帯付加体を1,336.5メートルの深さまでボーリングし温泉を掘り当てることに成功[3]。2000年(平成12年)5月、当時の東筑摩郡波田町が町営の温泉施設として当施設を開業した。2003年(平成15年)の年間利用客数は約11万2,000人であった。その後は同種施設の増加や[6]、ガソリン価格の高騰[7]といった要因により利用客数が減少し、サービスデーやスタンプカードといった施策を導入した[6]。2017年以降は館内・庭園・遊歩道をリニューアルし、園芸やペン習字・健康維持推進目的の啓蒙活動など暮らしの為の文化講座も発足。2019年(令和元年)5月にはオーストリアのGilles社製ウッドチップボイラー(出力150kW)を導入し、灯油の節減や林業の活性化につなげている[8]。
2019年コロナウイルス感染症による社会・経済的影響により入館客数に制限を設けるなど感染症対策を講じている。詳細は公式ウェブサイトを参照[9]。
交通アクセス
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e “竜島温泉せせらぎの湯”. 全国観るなび. 日本観光振興協会. 2022年12月2日閲覧。
- ^ a b c d e f g “竜島温泉せせらぎの湯”. 松本市公式観光情報 新まつもと物語. 松本市役所および新まつもと物語プロジェクト. 2022年12月2日閲覧。
- ^ a b c d e f 原山智、大塚勉、酒井潤一、小坂共栄、駒澤正夫 2009, p. 48.
- ^ “松本市竜島温泉施設条例”. 松本市 (2019年3月18日). 2022年12月2日閲覧。
- ^ “松本市における指定管理者制度について”. 松本市 (2022年4月1日). 2022年12月2日閲覧。
- ^ a b “毎月26日を「ふろの日」に 波田の温泉施設が誘客策”. 信濃毎日新聞 (信濃毎日新聞). (2006年10月27日) 2022年12月2日閲覧。
- ^ “「せせらぎの湯」利用客90万人に 波田で記念式典”. 信濃毎日新聞 (信濃毎日新聞). (2009年2月23日) 2022年12月2日閲覧。
- ^ “木質バイオマス利用”. 松本市 (2022年4月7日). 2022年12月2日閲覧。
- ^ “温泉”. 竜島温泉せせらぎの湯. 2022年12月2日閲覧。
参考文献
[編集]- 原山智、大塚勉、酒井潤一、小坂共栄、駒澤正夫『松本地域の地質』産業技術総合研究所 地質調査総合センター、2009年 。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- 竜島温泉せせらぎの湯【公式】 (@ryushima_ssrg) - X(旧Twitter)