第3世セ・リンポチェ
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第3世セ・リンポチェは法名トゥプテンニマ(thub bstan nyi ma)。ラダックのゲルク派寺院リゾン寺に所属する化身ラマの名跡「セ・リンポチェ(sras rin po che)」の3代目。「リゾン・リンポチェ(ri rdzong rin po ce)」、「リクスン・リンポチェ」[1]とも。
略歴
[編集]- 1937年、インドのラダック地方に生まれる。兄弟には、後にラダックの国会議員となったパクラ・リンポチェがいる。
- ダライラマ13世より第2世セ・トゥルクの転生者として認定をうける。
- 4歳で出家し、リゾン寺に入る。
- 1946年、チベット本国におもむき、第96世ガンデン・ティパトゥプテンクンガーに師事。
- 1950年、デプン寺ロサーリン学堂で修行。
- 1959年、チベット動乱の勃発により、ラダックに帰郷。
- 1971年、ラランパ・ゲシェー学位を取得、ギュメ寺(チベットを脱出して南インドに再建されたもの)に入り、密教を修行。同寺の副僧院長(ラマウンゼ)職、僧院長(ケンポ)職を歴任。
- 1984年、デプン寺ロサーリン学堂(チベットを脱出して南インドに再建されたもの)のケンポ職に就任。
- 1995年、ギュメ寺のチャンツェ・チュージェ(北頂法主)に就任。2008年10月までは在任。
- 2009年10月段階で、第102代ガンデン・ティパに就任している。
- 欧文表記として「Kiabje Rizong Rinpoche」等。
脚注
[編集]- ^ リクスン・リンポチェという表記は、「チベットNow@ルンタ」2009年10月27日条に拠る