笹澤豊
表示
笹澤 豊(ささざわ ゆたか、1950年2月28日 - )は、日本の哲学者。筑波大学名誉教授。
略歴
[編集]茨城県石岡市生まれ。茨城県立水戸第一高等学校を卒業し、東京大学理科二類に入学。1973年東京大学文学部を卒業し、茨城県庁に入る。1977年から1982年筑波大学大学院哲学・思想研究科修了、文学博士[1]。1982年筑波大学哲学・思想学系助手となり、1986年講師、1991年助教授を経て、1998年筑波大学人文社会科学研究科教授。2011年退任、名誉教授。1983年『ヘーゲル哲学形成の過程と論理』で日本倫理学会和辻賞受賞[2]。
著書
[編集]- 『ヘーゲル哲学形成の過程と論理』晢書房、1983年。 NCID BN01495844。
- 『<権利>の選択』勁草書房 1993、ちくま学芸文庫 2021
- 『道徳とその外部 神話の解釈学』勁草書房 1995
- 『小説・倫理学講義』1997 講談社現代新書
- 『自分の頭で考える倫理 カント・ヘーゲル・ニーチェ』ちくま新書 2000
- 『環境問題を哲学する』藤原書店 2003
- 『哲学史の劇場 プラトンからヘーゲルまで』筑波大学出版会 2009
翻訳
[編集]- D.ヘンリッヒ『ヘーゲル哲学のコンテクスト』中埜肇監訳 晢書房 1987
論文
[編集]脚注
[編集]- ^ 笹沢豊『ヘーゲル哲学形成の過程と論理』 筑波大学 文学博士 甲第118号、1982年。 NAID 500000263825 。
- ^ 「笹澤豊教授略歴・研究業績 (笹澤豊教授退職記念論集)」『倫理学ETHICS』第27巻、2011年3月、145-149頁。