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筒井哲夫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

筒井 哲夫(つつい てつお、1944年 - )は、日本応用化学者。専門分野は高分子物性、機能有機材料、有機半導体材料、有機エレクトロニクス[1]

経歴

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福岡県に生まれる[2]。1963年福岡県立修猷館高等学校を経て[3]、1967年九州大学工学部応用化学科を卒業。1969年九州大学大学院工学研究科応用化学専攻修士課程を修了[1]

1969年三菱油化(三菱化学を経て現・三菱ケミカル)に勤務した後[1]、1971年九州大学工学部助手となり、1978年より1979年までカナダモントリオールマギル大学において研究。帰国後、1980年九州大学大学院総合理工学研究科助手、1986年同助教授を経て、1995年同教授に就任[2]。2003年より2006年まで九州大学大学院総合理工学研究院長・学府長を務める。2007年九州大学先導物質化学研究所教授に就任。2006年から科学技術振興機構戦略的創造研究推進事業(さきがけ)「物質と光作用」研究総括も務めた。2008年九州大学を定年退職。九州大学名誉教授[1]

1979年より電子伝導性高分子や有機ELの研究に携わり、2005年に有機EL討論会を立ち上げた。2007年応用物理学会フェロー表彰。2009年紫綬褒章。2017年瑞宝中綬章[4]

著書

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  • 『有機EL研究概論:革新的イノベーションを生んだ科学と技術』(丸善出版、2020年)

出典

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  1. ^ a b c d Science Portal オピニオン プロフィール 2010年11月29日(2023年11月26日閲覧)
  2. ^ a b 九州大学先導物質化学研究所 メンバー紹介(2023年11月26日閲覧)
  3. ^ 『修猷館同窓会名簿 修猷館235年記念』(修猷館同窓会、2020年)同窓会員210頁
  4. ^ 筒井哲夫・安田剛共著『有機ELのデバイス物理』(丸善出版、2023年)著者紹介