管領 (曖昧さ回避)
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管領(かんれい)は、以下の役職・地位およびその座にあった者を指す名称。
- 内管領 - 鎌倉時代に鎌倉幕府の執権を世襲した北条得宗家の御内人の執事職。
- 管領 - 室町時代の室町幕府において、幕臣の筆頭として将軍を補佐して幕政を統轄した役職。
- 関東管領 - 室町幕府が設置した鎌倉府の長官である鎌倉公方を補佐するために設置した役職。
- 鎮西管領 - 室町幕府が設置した九州の地方官制。
- 奥州管領 - 室町幕府が設置した奥州の地方官制。
- 蝦夷管領 - 室町時代に安東氏が名乗った役職。
- 北畠四管領 - 室町時代に伊勢国に勢力を有した北畠氏の一門かつ重臣の中で特に有力な者を四管領と称した。
- 護持僧管領 - 室町幕府が醍醐寺三宝院に任じた武家護持僧の取締役[1]。
- その他、房総管領、中国管領、四国管領、近畿管領、西国管領等もあったという。
脚注
[編集]- ^ 大田壮一郎「室町幕府の宗教構想と武家祈祷」 (初出:『ヒストリア』188号(2004年)/所収:大田『室町幕府の政治と宗教』(塙書房、2014年) ISBN 978-4-8273-1264-5)