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紋別バイオマス発電所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
紋別バイオマス発電所
地図
種類 バイオマス発電
電気事業者 紋別バイオマス発電株式会社
所在地 日本の旗 日本
北海道紋別市新港町4丁目6
北緯44度20分08秒 東経143度22分04秒 / 北緯44.33556度 東経143.36778度 / 44.33556; 143.36778座標: 北緯44度20分08秒 東経143度22分04秒 / 北緯44.33556度 東経143.36778度 / 44.33556; 143.36778
1号機
発電方式 汽力発電
出力 50,000 kW
燃料 木質チップ、輸入パーム椰子殻(PKS)、石炭
着工日 2014年
営業運転開始日 2016年12月1日[1][2]
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紋別バイオマス発電所(もんべつバイオマスはつでんしょ)は、北海道紋別市にあるバイオマス発電所

概要

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紋別の社有林において山林経営を行っている住友林業住友共同電力による合弁事業であり、オホーツク地域にある未利用の林地残材や間伐材などを使用したバイオマス発電会社「紋別バイオマス発電株式会社」と発電所に供給する燃料チップの製造会社「オホーツクバイオエナジー株式会社」を設立し、住友林業グループでは「川崎バイオマス発電所」に次いで2番目となるバイオマス発電事業を行っている[3][4]。一連の総事業費は約150億円に上った[4]。主燃料となるオホーツクバイオエナジーが自社生産した木質チップ(ウッドチップ)のほか、協力工場から集荷した木質チップや輸入パーム椰子殻(PKS)、補助燃料の石炭を使用している[1]。紋別市が所有する紋別港の工業用地にバイオマス発電所とチップ工場を建設しており、発電所の総出力は約50 MW(約50,000 kW)、年間の総発電量は一般家庭約65,000世帯分の電力発電して北海道電力ネットワーク紋別変電所に送電している[4][5]

設備

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  • 発電所敷地内のオホーツクバイオエナジー施設
    • 原木置き場
    • チップ工場
    • チップヤード(最大4日分保管)

関連施設

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  • オホーツクバイオエナジー
    • 枝幸サテライトチップ製造工場
    • 小向原木置場
  • 佐藤木材工業[6]

脚注

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  1. ^ a b 〜日本最大級の発電規模50MWバイオマス発電開始〜 紋別バイオマス発電所 営業運転開始について”. 紋別バイオマス発電 (2016年12月1日). 2017年8月10日閲覧。
  2. ^ 紋別バイオマス発電稼働*道東・道北の間伐材使用*国内最大級”. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (2016年12月2日). 2017年8月10日閲覧。
  3. ^ 〜共同出資でバイオマス発電会社および木質燃料チップ製造会社を設立〜 北海道紋別市でバイオマス発電事業を開始”. 住友林業 (2013年10月22日). 2017年8月10日閲覧。
  4. ^ a b c 「紋別バイオマス発電」が竣工式 住友林業・住友共同電力がオホーツク地域の社有林など利用”. リアルエコノミー (2017年4月12日). 2017年8月10日閲覧。
  5. ^ 木質バイオマス火力発電所の概要” (PDF). 紋別市. 2017年8月10日閲覧。
  6. ^ 佐藤木材工業株式会社”. 2017年8月10日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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