細形銅剣
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細形銅剣(ほそがたどうけん)は、青銅器の一種である。韓国式銅剣(かんこくしきどうけん)ともいう。
朝鮮半島や日本列島、沿海州にかけて出土している有茎式銅剣。紀元前1500年から紀元前後にかけて初期の鉄器時代を代表する遺物の一つである[1]。
日本では九州北部に多くみられる。日本列島で2006年までに194本が出土しており、都道府県別では福岡県で80本、佐賀県で41本、長崎県で24本、愛媛県で8本、山口県と香川県で7本、岡山県と大分県で6本、高知県で4本、島根県と熊本県で2本、長野県、愛知県、京都府、兵庫県、広島県、徳島県、沖縄県で1本ずつ出土している[2]。原の辻遺跡や吉野ヶ里遺跡、吉武高木遺跡などで多く発見されている。