結集ひろしま
結集ひろしま(けっしゅうひろしま)は、2019年6月設立の、広島県に所在する日本の野党系の政治団体。旧称は、国民主権を取り戻すために結集する広島政党連絡会(こくみんしゅけんをとりもどすためにけっしゅうするひろしませいとうれんらくかい)。代表は佐藤公治衆議院議員[1]。オブザーバー参加に連合広島(会長:大野真人)がいる[2]。
経緯
[編集]2018年6月23日、2019年の統一地方選や参院選を見据えて、佐藤公治衆議院議員と森本真治参議院議員(国民民主党広島県連代表)、社会民主党、政治団体「新社会党」の県組織の代表が記者会見を開き、立憲民主党・国民民主党・社会民主党の県内組織などで構成される、野党連携を推し進めるための任意団体「国民主権を取り戻すために結集する広島政党連絡会」(略称:結集ひろしま)の設立を発表した[3][4]。
2019年6月23日、「国民主権を取り戻すために結集する広島政党連絡会」が政治団体として正式に設立され、佐藤公治が代表に就任[5][6]。 参議院選挙 広島選挙区(改選数2)に出馬する森本真治(無所属現職)を推薦することで合意した[5]。
2019年7月21日、推薦を受けて無所属で出馬した森本真治が参議院選挙(改選定数2)でトップ当選[7]。この時、自由民主党から出馬し自由民主党本部から1億5000万円の選挙資金の提供を受けた河井案里も当選した。
2019年8月10日、代表の佐藤公治衆議院議員の指名により、幹事長に森本真治が就任した[8]。
2021年3月20日付で、正式名称を「国民主権を取り戻すために結集する広島政党連絡会」から「結集ひろしま」に変更した[9]。同年同月、副代表に宮口治子が就任した[10]。
2021年4月25日、推薦を受けた宮口治子が河井案里議員辞職による参議院広島県選挙区の再選挙に無所属で出馬し、自由民主党新人西田英範(公明党推薦)を破り初当選[11][12]。
2021年10月31日、代表の佐藤公治が第49回衆議院議員総選挙 広島6区で、自由民主党小島敏文(推薦:公明党)を破り当選[13]。
2022年2月、国民民主党が「結集ひろしま」に加わった[14]。
連合広島(会長:大野真人)が「結集ひろしま」にオブザーバー参加している[2]。
2022年7月10日、推薦を受けて無所属で出馬した三上絵里が、過去最多の現新10人が立候補した[15]参議院広島県選挙区(改選定数2)で当選[16][17]。
役員
[編集]選挙結果
[編集]- 第25回参議院議員通常選挙(2019年7月21日)
- 森本真治 - 広島県選挙区、当選(無所属)
- 参議院広島県選挙区再選挙(2021年4月25日)
- 宮口治子 - 広島県選挙区、当選(結集ひろしま公認)
- 第49回衆議院議員総選挙(2021年10月31日)[18]
- 有田優子 - 広島1区、落選(社会民主党公認)
- 大井赤亥 - 広島2区、落選(立憲民主党公認)
- ライアン真由美 - 広島3区、落選(立憲民主党公認)
- 上野寛治 - 広島4区、落選(立憲民主党公認)
- 野村功次郎 - 広島5区、落選(立憲民主党公認)
- 佐藤公治 - 広島6区、当選(立憲民主党公認)
- 佐藤広典 - 広島7区、落選(立憲民主党公認)
- 第26回参議院議員通常選挙(2022年7月10日)
- 三上絵里 - 広島県選挙区、当選(無所属)
第50回衆議院議員総選挙(2024年10月27日)
- 平本浩一 - 広島1区、落選 (立憲民主党公認)
- 福田玄 - 広島2区、比例当選 (国民民主党公認)
- 東克哉 - 広島3区、比例当選 (立憲民主党公認)
- 佐藤公治 - 広島5区、当選(立憲民主党公認)
- 井上信也 - 広島6区、落選 (立憲民主党公認)
この選挙から選挙区が7から1に減っていて4区は国民民主が候補者擁立を模索したものの断念した。
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ “衆議院小選挙区選出議員選挙 広島県第6区候補者選挙公報 令和3年10月31日執行 広島県選挙管理委員会 立憲民主党 広島6区 佐藤こうじプロフィール│選挙公報 - 広島県” (PDF). 広島県 (2021年). 2022年7月12日閲覧。
- ^ a b “連合・芳野会長 参院選へ意見交換 広島”. 広島ホームテレビ (2022年3月15日). 2022年7月10日閲覧。
- ^ “結集ひろしま 立憲・国民など、野党連携で団体設立 /広島”. 毎日新聞 地方版 (2018年6月24日). 2022年7月10日閲覧。
- ^ “森本氏支援で野党「結集」 広島の3党、政治団体設立へ”. 中国新聞 (2019年6月24日). 2022年7月10日閲覧。
- ^ a b “広島で野党が新政治団体設立 参院選、統一候補支援へ”. 共同通信. (2019年6月23日). オリジナルの2019年6月26日時点におけるアーカイブ。
- ^ “びんご経済レポート2020.2.10号 この人に聞く衆議院議員 佐藤 公治氏 地方に財源と権限を委譲し 未来に希望を持てる社会つくりたい”. 有限会社備後レポート社 (2020年2月7日). 2022年7月10日閲覧。
- ^ “参院選2019 無所属の森本真治氏が再選…広島選挙区”. 読売新聞オンライン (2019年7月21日). 2022年7月10日閲覧。
- ^ “お知らせ 政治団体「結集ひろしま」の幹事長に就任しました(8月10日)”. 元気もりもり 広島選挙区 参議院議員 森本しんじ公式サイト (2019年8月15日). 2022年7月10日閲覧。
- ^ “広島県選挙管理委員会告示第五十四号 8ページ” (PDF). 広島県 (2021年9月2日). 2022年12月15日閲覧。
- ^ “3児の母の経験生かす 宮口治子氏(45)諸・新【候補に聞く】<1>”. 中国新聞デジタル (2021年4月12日). 2022年7月10日閲覧。
- ^ “野党統一の宮口氏初当選 広島再選挙、激戦制す「今回の結果で、買収事件の結論出た」”. 2021-04-25 (東京新聞 TOKYO Web). 2022年7月12日閲覧。
- ^ “参院広島選挙区再選挙 立民など推薦の宮口氏初当選│NHK政治マガジン”. NHK (2021年4月26日). 2022年7月10日閲覧。
- ^ “衆議院選挙2021 広島(呉・竹原など)開票速報・選挙結果 小選挙区 NHK”. NHK (2021年11月1日). 2022年7月12日閲覧。
- ^ “参院選の野党候補擁立へ 「結集ひろしま」に国民民主党も 広島”. 広島ホームテレビ (2022年2月20日). 2022年7月10日閲覧。
- ^ “参院選2022 参院選きょう投開票 広島選挙区は過去最多の10人”. 朝日新聞デジタル (2022年7月10日). 2022年7月11日閲覧。
- ^ “参院選2022 広島選挙区で無所属の三上絵里氏が初当選”. 読売新聞オンライン (2022年7月10日). 2022年7月10日閲覧。
- ^ “三上絵里 参議院選挙・開票結果2022 広島選挙区”. 読売新聞オンライン (2022年7月). 2022年7月11日閲覧。
- ^ 結集ひろしま公式ツイッター(@kesshuhiroshima)2021年10月29日. 2022年8月5日閲覧。
外部リンク
[編集]- 結集ひろしま (kesshuu.hiroshima) - Facebook
- 結集ひろしま (@kesshuhiroshima) - X(旧Twitter)