絶滅した植物一覧
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絶滅した植物一覧(ぜつめつしたしょくぶついちらん、List of extinct plants)は、地球上から絶滅した植物のリストである。野生個体の絶滅である「野生絶滅」も扱う。ある特定の国での絶滅は#特定の国での絶滅に記載する。
先カンブリア時代
[編集]古生代
[編集]シルル紀
[編集]デボン紀
[編集]- プシロフィトン(Psilophyton シダ植物、サイロフィトンともいう)
- アーケオプテリス(シダ植物、前裸子植物類)
- ゾステロフィルム(Zosterophyllum シダ植物)
- カラモフィトン(シダ植物)
- プロトレピドデンドロン(シダ植物)
石炭紀
[編集]- フウインボク(封印木、Sigillaria, Siegelbaum, ヒカゲノカズラ類、シギラリアともいう)
- リンボク(鱗木、ヒカゲノカズラ類、レピドデンドロンともいう)
- ロボク(蘆木、トクサ類、カラミテスともいう)
- エキセティテス(シダ植物)
- プサロニウス(Psaronius シダ植物)
- コルダイテス(裸子植物)
ペルム紀
[編集]中生代
[編集]三畳紀
[編集]- アラウカリオキシロン(Araucarioxylon arizonicum)
- クラドフレビス(Cladophlebis シダ植物)
- ザミテス(Zamites)
- サンミグリア
- ブラキフィルム(Brachyphyllum)
- プレウロメイア(Pleuromeia シダ植物)
ジュラ紀
[編集]- エボラキア(シダ植物)
- オスムンダカウリス(シダ植物)
- キカデオイデア
- カセキイチョウ(裸子植物、イチョウの仲間)
- クプレッシノクラドゥス
- クラドフレビス(Cladophlebis シダ植物)
- グレイケニテス(シダ植物)
- コニオプテリス(Coniopteris シダ植物)
- ザミテス(Zamites 裸子植物)
- チェカノウスキア
- ニルソニア(Nilssonia)
- ネオカラミテス(Neocalamites シダ植物)
- バイエラ(裸子植物、イチョウの仲間)
- プティロフィルム
- ベフニニア
- ヘルマノフィトン
白亜紀
[編集]- アルカエフルクトゥス(被子植物)
- アルカエアントゥス(被子植物)
- ウィリアムソニエラ(裸子植物)
- エフェドリテス(裸子植物)
- エラトクラドゥス(Elatocladus)
- イチョウモドキ(裸子植物)
- クラドフレビス(Cladophlebis シダ植物)
- ザビニテス
- スチゾレピス(裸子植物)
- ステノラチス(裸子植物)
- スフェノバイエラ(Sphenobaiera 裸子植物)
- セラジネリテス(シダ植物)
- チェカノウスキア(裸子植物)
- ネオカラミテス(Neocalamites)
- パジオフィルム(裸子植物)
- ピティオクラドゥス(裸子植物)
- プテロフィルム(裸子植物)
- ポドザミテス(Podozamites)
- ボトリチテス(シダ植物)
- リャオニンゴクラドゥス(裸子植物)
- レプトストリブス(裸子植物)
新生代
[編集]古第三紀
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
新第三紀
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第四紀
[編集]紀元前(BCE)
[編集]- シルフィウム - キレナイカ(現在のリビア当たり)の沿岸に自生していたセリ科の植物。樹液が薬・調味料として古代ローマで珍重された。紀元前3~2世紀ごろに絶滅。原因は不明だが、乱獲、砂漠化と放牧などが挙げられている。複数の種が候補として挙げられているが、トルコに自生するFerula drudeanaが有力視されている。
共通紀元(CE、もしくは西暦 AD)
[編集]17世紀以降
[編集]- タカノホシクサ
- オリヅルスミレ - 野生絶滅(ダム建設による)
- コブシモドキ - 野生絶滅
- ニチゲツタンヨウジサン
- Woolly-stalked Begonia Begonia eiromischa - ベゴニアの1種
再発見されたもの
[編集]一旦は何かしらの形で絶滅が確定したと思われていたものの、近年になり生存が確認されたものを列挙。
- ファフィドスポラ・カバーナルム(Rhaphidospora cavernarum)
- テウクリウム・アジュガセウム(Teucrium ajugaceum)
- ハツシマラン
- ヒュウガホシクサ[1]
- ホソスゲ[2]
- デリセア・アルグティデンタタ(Delissea argutidentata)
- コウベタヌキノショクダイ
- Hibiscadelphus woodii
- ペルナンブコホーリー(Ilex sapiiformis)[3]
特定の国での絶滅
[編集]日本
[編集]- イオウジマハナヤスリ - 絶滅(環境省レッドリスト)
- イシガキイトテンツキ - 絶滅(環境省レッドリスト)
- ウスバシダモドキ - 絶滅(環境省レッドリスト)
- オオアオガネシダ - 絶滅(環境省レッドリスト)
- オオイワヒメワラビ - 絶滅(環境省レッドリスト)
- オオミコゴメグサ - 絶滅(環境省レッドリスト)
- オリヅルスミレ - 野生絶滅(環境省レッドリスト)
- カラクサキンポウゲ - 絶滅(環境省レッドリスト)
- キノエササラン - 野生絶滅(環境省レッドリスト)
- キリシマタヌキノショクダイ - 絶滅(環境省レッドリスト)
- クモイコゴメグサ - 絶滅(環境省レッドリスト)
- コウヨウザンカズラ - 絶滅(環境省レッドリスト)
- コシガヤホシクサ - 野生絶滅(環境省レッドリスト)
- コバヤシカナワラビ - 野生絶滅(環境省レッドリスト)[2][4]
- コブシモドキ - 野生絶滅(環境省レッドリスト)
- サガミメドハギ - 絶滅(環境省レッドリスト)
- シビイタチシダ - 野生絶滅(環境省レッドリスト)
- ジンヤクラン - 絶滅(環境省レッドリスト)
- ソロハギ - 絶滅(環境省レッドリスト)
- タイワンアオイラン - 絶滅(環境省レッドリスト)
- タカネハナワラビ - 絶滅(環境省レッドリスト)
- タカノホシクサ - 絶滅(環境省レッドリスト)
- タチガヤツリ - 絶滅(環境省レッドリスト)
- チャイロテンツキ - 絶滅(環境省レッドリスト)
- ツクシアキツルイチゴ - 絶滅(環境省レッドリスト)
- ツクシカイドウ - 野生絶滅(環境省レッドリスト)
- ツシマラン - 絶滅(環境省レッドリスト)
- トヨシマアザミ - 絶滅(環境省レッドリスト)
- ナルトオウギ - 野生絶滅(環境省レッドリスト)
- ハイミミガタシダ - 野生絶滅(環境省レッドリスト)
- ヒトツバノキシノブ - 絶滅(環境省レッドリスト)
- ヒメソクシンラン - 絶滅(環境省レッドリスト)
- ホクトガヤツリ - 絶滅(環境省レッドリスト)
- ホソバノキミズ - 絶滅(環境省レッドリスト)(中国や台湾、ネパールに分布)
- マツラコゴメグサ - 絶滅(環境省レッドリスト)
- ミドリシャクジョウ - 絶滅(環境省レッドリスト)
- ムジナノカミソリ - 野生絶滅(環境省レッドリスト)
- ムニンキヌラン - 絶滅(環境省レッドリスト)
- リュウキュウベンケイ - 野生絶滅(環境省レッドリスト)
脚注
[編集]- ^ 「環境省レッドリスト2017の公表について」より
- ^ a b 環境省レッドリスト2017 補遺資料 p.50 (2017年10月26日閲覧)
- ^ “絶滅したはずの木、185年ぶりに発見 ブラジル”. www.afpbb.com (2023年9月20日). 2023年9月23日閲覧。
- ^ 環境省レッドリスト2017 p.65 (2017年10月26日閲覧)
- ^ 奄美大島におけるホソバノキミズの再発見、鹿児島県自然環境保全協会、2020年11月3日
参考文献
[編集]- 平野弘道 他、『小学館の図鑑NEO おおむかしの生物』、小学館、2004年
- "The IUCN Red List of Threatened Species"
- 環境庁自然環境局野生生物課編 『改訂・日本の絶滅のおそれのある野生生物8 植物I(維管束植物)』 財団法人自然環境研究センター、2000年、ISBN 4-915959-71-6。
- 環境庁自然環境局野生生物課編 『改訂・日本の絶滅のおそれのある野生生物 植物II(維管束植物以外)』 財団法人自然環境研究センター、2000年、ISBN 4-915959-72-4。
- 環境省報道発表資料 『哺乳類、汽水・淡水魚類、昆虫類、貝類、植物I及び植物IIのレッドリストの見直しについて』、2007年8月3日。
- 環境省報道発表資料 『環境省レッドリスト2017の公表について』、2017年3月31日。
関連項目
[編集]- 古生物、古植物学、植物の進化
- 化石、生きている化石
- 絶滅した動物一覧
- 架空の植物一覧
- 絶滅危惧種、レッドデータブック (環境省)
- 大量絶滅
- 野生絶滅種 ‐ 飼育環境下、もしくは元の生育場所以外での野生種しかいない場合の分類