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絹巻神社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
絹巻神社
絹巻神社社叢
所在地 兵庫県豊岡市気比字絹巻2585番地1
位置 北緯35度38分27.8秒 東経134度49分42.1秒 / 北緯35.641056度 東経134.828361度 / 35.641056; 134.828361 (絹巻神社)座標: 北緯35度38分27.8秒 東経134度49分42.1秒 / 北緯35.641056度 東経134.828361度 / 35.641056; 134.828361 (絹巻神社)
主祭神 天火明命
社格 式内社名神大
村社
創建 仁徳天皇10年(『古事記』の干支崩年に従えば322年
本殿の様式 流造
例祭 4月28日
地図
絹巻神社の位置(兵庫県内)
絹巻神社
絹巻神社
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絹巻神社拝殿・本殿

絹巻神社(きぬまきじんじゃ)は、兵庫県豊岡市にある神社。式内社名神大社)海神社と比定される。但馬五社の一社とされる。

概要

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但馬国の名神大社十社中の一社に数えられた古社。主祭神の天火明命は、太陽の光や熱を神格化した神で、『古事記伝』では「ホアカリ」は「穂赤熟」で、稲穂が熟して赤らむ意味としており、天皇に繋る他の神と同様、稲に関係のある名前でもあり、太陽神、農業神として信仰されている。丹後国一宮元伊勢の籠神社(宮津市)と同一神で、主祭神を「天照国照彦火明命」としている。

祭神

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主祭神
配祀神
  • 海部直命(あまのあたえのみこと)[1]
  • 天衣織女命(あまのおりひめのみこと)[1]

文化財

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  • 雷神社本殿(県指定文化財)

歴史

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「絹巻神社縁起」曰く

御祭神 上座 建田背命 中座 天照国照彦天火明櫛玉饒速日命 下座 玉櫛姫命

『国司文書 但馬神社系譜伝』に、 田結郷 海神社 城崎郡絹巻山鎮座 祭神 上座 海童神(わだつみのかみ) 小田井県に坐す海童神を遷宮しまつる 中座 住吉神 神倉山に坐す住吉神を遷宮しまつる 下座 海部直 亦名 大海部彦命    海部姫命 亦名 大海部姫命 一に曰く 櫛日方命・玉櫛姫命


黄沼前郡司[セトノスクネ|西刀宿祢]は、大巳貴命・海童神・船魂神を勧請して、これを祀り、神人を置き、気比義麿をして奉仕せしむ。

『続日本後紀』承和9年10月乙亥(15日)条(842)

但馬国気多郡山神。雷神。戸神。蜀椒神。城埼郡海神等五前。並預二官社一。

『日本三代実録』貞観10年12月27日丙戌条(868)

授二但馬国従五位上出石神。粟鹿神並正五位下。従五位下山神。戸神。雷神。[木蜀]椒神。海神並従五位上一。

『延喜式』3(臨時祭)・名神祭条〔28〕 粟鹿神社一座。夜夫神社二座。伊豆志神社八座。 山神社一座。戸神社一座。雷神社一座。 [木蜀]椒神社一座。海神社一座。已上但馬国。

但馬国官幣社について

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『延喜式』3(臨時祭)・名神祭条〔28〕

名神祭二百八十五座。粟鹿神社一座。夜夫神社二座。伊豆志神社八座。 山神社一座。戸神社一座。雷神社一座。 [木蜀]椒神社一座。海神社一座。已上但馬国。

後醍醐天皇の御歌 「仰ぎ見よ 小田井の森にあとたれて 恵みも深き和多津美の神」

五社随一絹巻大明神御詠歌 「瀬戸を切り つるぎはむねにとどまりて 神さびにけり 気比の宮代」

摂末社

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稲荷神社

祭事

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  • 例祭 - 4月28日

所在地情報

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所在地
  • 兵庫県豊岡市気比字絹巻2585番地1
交通

周辺

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脚注

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注釈

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参照

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  1. ^ a b c 絹巻神社”. 兵庫県神社庁. 2016年6月18日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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