縮約
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縮約(しゅくやく)とは、比較的長い文章・語句・表記を短くまとめること。
類似の言葉に要約があるが、要約が主として文章のみを対象とするのに対し、縮約は文法的表現や数学的表現にも用いられる。
国語教育や日本語教育の分野では、長い文章を短くまとめる作業を通して学習者の読解力を養う教育実践を指す。
大野晋の著書『日本語練習帳』では、「要約」との違いを強調して「地図で縮尺というように、文章全体を縮尺して、まとめること」とされている[1]。大野の実践では、題材は新聞の社説で、社説の文章を400字(1行20字詰め20行の原稿用紙)ちょうどにまとめるものである。なお、これと類似の方法は公文式における国語の読解力養成にもみられるが、その名称は「要約法」であり、独自の文章教材を用いる点が異なる[2]。