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耳マーク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

耳マーク(みみマーク、Ear symbol[1])は、1975年昭和50年)に名古屋市聴覚障害者福祉連合会で作成された聴覚障害者のためのピクトグラム[1]。「聞こえが不自由なことを表すと同時に、聞こえない人・聞こえにくい人への配慮を表すマーク」であると定義づけられている[1]

概要

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名古屋市中途失聴・難聴者福祉連合会の高木四良(たかぎ しろう)の発案により、1975年10月に名古屋市で「耳のシンボルマーク」として制定された[1]。デザインは星野善晃(ほしの よしあき)による[1]

聴覚障害者の存在と立場を社会に認知してもらうためのマークであり、聴覚障害者がマークを携帯して周囲に配慮を求める。また公共施設などがマークを掲示して、聴覚障害者向けのサービスを提供する場合もある。耳マークの著作権は、2003年4月より全日本難聴者・中途失聴者団体連合会(全難聴)[2]へ委譲され、同会が管理と普及を行っている。

聴覚障害は、障害の有無が外観から分かりにくいため、周囲の人から誤解を受けたり、不利益を被ることがあったり、時には危険にさらされたりすることがあるため、聴覚障害があることを自己掲示する目的で考案された。

公共施設の窓口などで普及している[3]ほか、2022年より大手コンビニエンスストアで、接客サービスの補助に使われる指差しボードに採用されている[4][5]

脚注

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  1. ^ a b c d e 耳マークについて”. 一般社団法人全日本難聴者・中途失聴者団体連合会. 2023年2月16日閲覧。
  2. ^ 一般社団法人 全日本難聴者・中途失聴者団体連合会
  3. ^ 「耳マーク」、山口市が観光案内所に導入へ”. 朝日新聞デジタル (2018年4月4日). 2018年4月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月16日閲覧。
  4. ^ レジ袋、指さし「いります」 ファミマが聴覚障害者サポートのシート”. 朝日新聞デジタル (2022年11月21日). 2023年2月16日閲覧。
  5. ^ ローソンでレジカウンターに「耳マーク」を表示、聴覚障がい者の買物をサポート”. BCN+R (2022年8月30日). 2023年2月16日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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