能取岬灯台
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能取岬灯台 | |
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航路標識番号 [国際標識番号] | 0407 [M6882] |
位置 | 北緯44度6分44.0秒 東経144度14分35秒 / 北緯44.112222度 東経144.24306度座標: 北緯44度6分44.0秒 東経144度14分35秒 / 北緯44.112222度 東経144.24306度 |
所在地 | 北海道網走市美岬 |
塗色・構造 |
黒白横線塗(黒白横じま)[1] 塔形 コンクリート造 |
レンズ | LB-M30型灯器[2] |
灯質 |
単閃白光 毎8秒に1閃光 Fl W 8s |
実効光度 | 110,000 cd |
光達距離 | 19.5海里(約36km) |
塔高 | 21 m (地上 - 塔頂) |
灯火標高 | 57 m (平均海面 - 灯火) |
初点灯 | 1917年(大正6年)10月1日 |
管轄 |
海上保安庁 第一管区海上保安本部 紋別海上保安部 |
能取岬灯台(のとろみさきとうだい)は、北海道網走市美岬のオホーツク海に突き出た能取岬に立つ、八角形の洋風黒白灯台である。その八角形の外観はフランスの技師レオンス・ヴェルニーが設計した江戸条約の灯台の影響を受けたとされる[3]。
歴史
[編集]大正時代初期、逓信省の航路標識事業として当時の航路標識管理所により建設され[3][4]、1917年(大正6年)10月1日に初点灯されるとともに[5]、霧信号業務を開始[3][6]。1948年(昭和23年)までは宿舎に灯台守が家族とともに住んでいたが、その後は網走市内の事務所より6日目毎に2名が交代で勤務していた。また、冬季の2-3月は、流氷により航行が途絶えることから業務を休止した。灯台には霧信号所も設置されていた[7]。
- 1966年(昭和41年) - 光源を灯油から電球に変更[3]。
- 1980年(昭和55年)4月 - 無人化[3]。
- 1989年(平成元年) - 霧信号業務廃止[6]。
- 1996年(平成8年) - 電源を太陽電池に変更[3]。
- 2017年(平成29年)9月 - 改修[8]。
地理
[編集]能取岬はオホーツク海に面した標高約42メートルの海岸段丘であり、灯台はその突端に位置する[9]。周辺一帯は「網走市営美岬牧場」となり、5月-10月頃には牛馬が放牧される[10]。
アクセス
[編集]脚注
[編集]- ^ 坪内紀幸、森勝三、稲垣襄二『灯台 - 海上標識と信号』成山堂書店、1993年、25頁。ISBN 4-425-35131-2。
- ^ 第一管区海上保安本部: “平成30年度 紋別海上保安部 航路標識保守業務 仕様書 - 別添1”. 2019年4月4日閲覧。
- ^ a b c d e f 岡克己 (2017年2月18日). “灯台ものがたり 流氷は好きですか……能取岬灯台 稚内灯台(北海道)”. 毎日新聞 2018年5月31日閲覧。
- ^ 岡克己『ニッポン灯台紀行』世界文化社、2015年、18-19頁。ISBN 978-4-418-15214-8。
- ^ “網走の能取岬灯台 大規模改修”. 伝書鳩WEB. (2017年7月18日) 2018年5月31日閲覧。
- ^ a b “能取岬灯台”. 海上保安庁. 2018年5月31日閲覧。
- ^ 日本交通公社編 編『全国燈台と岬』日本交通公社、1971年、206頁。
- ^ “能取岬灯台改良改修工事 仕様書” (PDF). 第一管区海上保安本部交通部. 2018年5月31日閲覧。
- ^ “能取岬”. コトバンク. 朝日新聞社. 2019年4月4日閲覧。
- ^ “能取岬(能取岬灯台)”. 北海道STYLE. プレスマンユニオン (2019年). 2019年4月4日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- “能取岬灯台 - 気象情報(最新12時間)”. 海の安全情報. 海上保安庁. 2019年4月4日閲覧。
- “ペーパークラフト No.227 能取岬灯台 S, 1/100” (PDF), 紋別海上保安部 (海上保安庁)