脇山徳雄
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脇山 徳雄(わきやま とくお、1932年12月1日[1] - )は、日本の物性物理学者。東北大学名誉教授。理学博士(東京大学、1965年)。
経歴・業績
[編集]1932年長崎県生まれ[2]。長崎県立長崎東高等学校を経て、1956年に学習院大学理学部物理学科卒業、1958年に同大学大学院自然科学研究科修士課程を修了[1]。小林理学研究所を経て、1961年東京大学物性研究所助手となり、1965年に「鉄-アルミニウム系合金単結晶の磁場中冷却効果の研究」で理学博士号を取得[2]。グルノーブル大学理学部客員助教授を経て、1967年東北大学助教授、1978年教授[2]。磁気物性工学を専門とし、1977年には「DHCP結晶構造を持つコバルト・鉄合金の発見とその物性に関する研究」で松永賞を受賞[1][2]。大学において研究・教育に取り組む傍ら、複数の学会で要職を歴任した[2]。1996年に定年退官、東北大学名誉教授となったのち、関東学院大学工学部教授に就任[1]。同年5月には紫綬褒章を受章した[2][3]。
受賞
[編集]著書
[編集]- 「初等物理シリーズ 磁気」(培風館、1999年)ISBN 978-4563023560
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 日外アソシエーツ編『新訂 現代日本人名録 2002 [4]』日外アソシエーツ、2002年。