自遊人
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自遊人 | |
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ジャンル | lifestyle |
発売国 | 日本 |
定価 | 980円(税込) |
出版社 | 株式会社自遊人 |
発行人 | 岩佐十良 |
編集長 | 岩佐十良 |
副編集長 | 吉澤早苗 |
雑誌名コード | 15177 |
刊行期間 | 2000年11月(創刊号) - 現在 |
発行部数 | 165,000部(2009年7月) |
姉妹誌 | 『温泉図鑑』(不定期刊行・発行部数:125,000部)・『SPRAY』(不定期刊行・発行部数:60,000部)・『お取り寄せ帖』(不定期刊行・発行部数:60,000部) ほか別冊。 |
ウェブサイト | http://jiyujin.co.jp/ |
株式会社自遊人(じゆうじん)は、新潟県南魚沼市に本拠地を置くメディア・クリエイション・カンパニー。「Ecological. Creative. Organic. We're designing lifestyles.」をテーマにした雑誌「自遊人」 を発行するほか、「米一粒がメディアである」というコンセプトから「オーガニック・エクスプレス」を運営、自ら農業法人を立ち上げて米作りも行っている。2014年には「宿泊施設は体感メディア」というコンセプトのもと、大沢山温泉に「里山十帖」をオープン。グッドデザイン賞を受賞したほか、グッドデザインBEST100に選出、ものづくりデザイン賞も受賞した。海外でも斬新なコンセプトの評価が高く、「SINGAPORE GOOD DESIGN AWARD 2014」を受賞している。
主力事業は 『オーガニック・エキスプレス』 と 『里山十帖』。とくに今後は 『里山十帖』 をモデルとした“ライフスタイル提案型複合施設”の展開に注力するとし、「今後10年で10拠点を目指す」と発表している。
なお、「自遊人」は株式会社自遊人の登録商標である。
事業所
[編集]会社の創業は1989年。もともと東京・日本橋に本社を構えていたが、2004年に新潟・南魚沼に移転。そのライフスタイルが注目され、『情熱大陸』[1] や『ソロモン流』[2] などで、代表者の岩佐十良が紹介される。
「もともと東京・日本橋にあったオフィスを新潟・南魚沼に移したのは2004年のこと。オフィスの目の前は「大月ほたるの里」という自然公園で、6月には窓を開けておくと、部屋にホタルが入ってくるほどです。」- facebookより。
新潟県南魚沼市大月1012-1
新潟県南魚沼市大沢1209-6(『里山十帖』)
東京都中央区日本橋2-17-6
兵庫県丹波市柏原町柏原1057-1
沿革
[編集]- 1989年5月 代表者の岩佐十良が 武蔵野美術大学 在学中にデザイン会社として創業。当初の業務はグラフィックデザイン&空間デザイン。
- 1990年12月 主たる業務を雑誌の編集・制作に変更。
- 1995年10月 広告代理店部門を設立。おもに観光地の市町村、旅館、ホテルなどに企画提案を行う。
- 2000年11月 雑誌[[3] 「自遊人」]を創刊。
- 2002年6月「米ひと粒がメディアになる」というコンセプトの元、「農家限定のお米」をインターネットで販売開始。その後、木桶味噌ブームを仕掛けるなど、さまざまな商品を雑誌、ネット連動で世の中に提供する。」[[4] 『オーガニック・エキスプレス』]のスタート。
- 2002年8月 『DEAN&DELUCA』 が日本での事業開始と同時に、当社の食品数品目を採用。その後、高級スーパーや自然食品店に卸売販売、PB供給を開始。
- 2004年6月 東京・日本橋から新潟・南魚沼に一部移転。米作りを始める。
- 2005年5月 新潟県中越地震後の山古志村で米作りボランティア開始。
- 2006年1月 一部機能を残して、新潟・南魚沼に全面移転。
- 2007年6月 タカシマヤと自遊人とのコラボレーションカタログ「我が家でごちそう」発行。すべての商品開発を受託。
- 2008年4月 大和証券の株主優待プログラム運営を現・株式会社「自遊人の暮らし」が受託。すべての商品開発、発送、個人情報管理、コールセンター、印刷物制作などを受託。
- 2008年10月 ミシュランガイド東京三ッ星の 「日本料理かんだ」、「玄冶店 濱田家」、京都「美山荘」 など、飲食店へのお米、農産物加工品の納品が始まる。
- 2010年4月 農業生産法人を取得。「自遊人ファーム」設立。
- 2011年6月 兵庫県丹波市に新物流倉庫を開設。
- 2011年7月 東京交通会館内に「米屋 自遊人」をオープン(2013年に閉店)。
- 2013年10月 『オーガニック・エキスプレス』 が[[5] 「フード・アクション・ニッポンアワード2013 流通部門優秀賞」]を受賞。
- 2014年5月 新潟県大沢山温泉に 『里山十帖』 をグランドオープン。
- 2014年10月 里山十帖が[[6] グッドデザイン賞 ]「BEST100」選出。「ものづくりデザイン賞」(中小企業庁長官賞)受賞。
- 2015年4月 里山十帖がアジアを代表するデザインアワード [[7]「シンガポールグッドデザインアワード」]受賞。
- 2021年7月22日 里山十帖 THE HOUSE IZUMIが開業〈新潟県南魚沼市天野沢家森山671-1〉[8][9][10]。
- 2023年2月18日、里山十帖 THE HOUSE「SEN」が開業〈新潟県十日町市伊勢平治13-1〉[14][15]。
- 2024年7月20日、里山十帖 THE HOUSE KIROKU が開業〈新潟県南魚沼市大木六 431〉[16]。
事業内容
[編集]雑誌 「自遊人」
「Ecological. Creative. Organic. We're designing lifestyles.」をテーマにしたライフスタイルマガジン。創刊は2000年。発行部数は最大16万5000部で、ジャンル2位という記録を残す。とくに温泉と食にこだわりを持ち、ファンも多い。近年ではオーガニック・ライフスタイルをテーマに、情報感度が高く発信力のある読者の絞り込みを行い、新たな雑誌メディアの方向性を模索している。
オーガニック・エクスプレス
2002年、雑誌「自遊人」のお米特集から始まった企画。本当に美味しいお米を追求した結果、それらが販売されていないことがわかり、自社で仕入れ・販売することを決意。雑誌連動型の食品販売事業がスタートした。現在では兵庫県丹波市にも拠点を構え、有機無農薬栽培の野菜の集荷・発送を行っている。
里山十帖
2014年、南魚沼市大沢山温泉に開業した「ライフスタイル提案型複合施設」。「宿泊施設は体感メディア」というコンセプトで、十帖は十の物語という意味。宿には10の体感型特集が詰まっている。とくに食文化の発信には積極的で、希少な新潟の伝統野菜がここには一堂に集う。
コンサルティング&プロデュース事業
里山十帖やオーガニック・エクスプレスで培ったノウハウをベースに、コンサルティング&プロデュース事業を展開する。とくに観光や宿泊施設、農産物のブランディングに特化して営業している。今まで手がけた例として、群馬・長野・新潟県境で活動する[[17] 「雪国A級グルメ」]、鹿教湯温泉の 「三水館」、島根県邑南町「A級グルメ基準作成」「石見紅茶」、新潟県を走行するえちごトキめき鉄道のリゾート列車「えちごトキめきリゾート雪月花」(株式会社イチバンセンと共同プロデュース)などが挙げられる。
AG304プロジェクト
「AG」とは「A級Gourmet」の略。304は廃藩置県直前の府藩県の数。またA級グルメとは「永久に守りたい味」を指す。「A級グルメ」という言葉が明確になったのは、2010年、新潟・長野・群馬の豪雪地帯にまたがる雪国観光圏で発足した「雪国A級グルメ」が最初。島根県邑南町では2011年から「A級グルメのまち」を名乗るなど、全国に派生。自遊人では現在、A級グルメのプロジェクトを全国に広げることに積極的である。
テレビ番組
[編集]- 日経スペシャル カンブリア宮殿 新たな価値を地方から発信!最新・体験型ビジネスの秘密(2016年1月14日、テレビ東京)[18]
関連書籍
[編集]- 『一度は泊まりたい有名宿 覆面訪問記』(著者:岩佐十良)(2010年5月28日、角川マガジンズ/角川グループパブリッシング)ISBN 978-4048950930
- 『実録!「米作」農業入門』(著者:岩佐十良)(2011年9月15日、講談社)ISBN 978-4-06-216821-2
- 『田舎暮らしの方法』(著者:岩佐十良)(2011年11月21日、明治書院 学びやぶっく)ISBN 978-4625684715
- 『里山を創生するデザイン的思考』(著者:岩佐十良)(2015年5月22日、メディアファクトリー/角川グループパブリッシング)ISBN 9784040676326
- 『新潟美食手帖』(著者:岩佐十良)(2019年9月3日、新潟日報事業社)ISBN 9784861327223
脚注
[編集]- ^ https://www.mbs.jp/jounetsu/
- ^ https://www.tv-tokyo.co.jp/solomon/
- ^ http://www.jiyujin.co.jp/magazine/
- ^ http://www.jiyujin.co.jp/organic/
- ^ http://syokuryo.jp/award/award13/list/distribution.html
- ^ https://www.g-mark.org/award/describe/41880?token=0EaDS0HpGh
- ^ http://www.sgmark.org
- ^ “里山十帖 THE HOUSE の予約受付が始まりました!”. 里山Journal. 2021年9月15日閲覧。
- ^ “新潟に古民家宿「里山十帖 THE HOUSE IZUMI」雲海を見下ろす露天風呂付き”. 女子旅press. 2021年9月15日閲覧。
- ^ “1日1組限定、貸し切りタイプの宿「里山十帖 THE HOUSE」を 新潟県南魚沼市に2021年7月オープン”. SOCIALWIRE CO.,LTD.. 2021年9月15日閲覧。
- ^ “異業種3社 観光ファンド発足へスノーピークなど 各地に宿泊施設”. 新潟日報社 (2021年9月16日). 2021年9月16日閲覧。
- ^ “新潟県と株式会社スノーピーク(新潟県三条市)が包括連携協定締結、県の観光と地域活性化のためファンド組成も”. にいがた経済新聞 (2021年9月15日). 2021年9月16日閲覧。
- ^ “スノーピーク・自遊人・新潟VCが観光ファンド組成へ”. |日本経済新聞社 (2021年9月15日). 2021年9月16日閲覧。
- ^ “里山十帖 THE HOUSESEN”. 2024年7月18日閲覧。
- ^ “2023年2月18日、里山十帖 THE HUSE 「SEN」がオープンします!”. 2024年7月18日閲覧。
- ^ “里山十帖 THE HOUSEKIROKU”. 2024年7月18日閲覧。
- ^ http://www.jiyujin.co.jp/yukiguni/
- ^ 新たな価値を地方から発信!最新・体験型ビジネスの秘密 - テレビ東京 2016年1月14日
- ^ https://newspicks.com/news/1287330/
- ^ https://www.1101.com/keiei_design/satoyama-jujo/index.html
- ^ http://dotplace.jp/archives/tag/岩佐十良
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 自遊人
- さとやまから始まる10の物語り。里山十帖 created by 自遊人
- ニッポン移住・交流ナビ
- FOOD ACTION NIPPON 推進パートナー
- ふるさと新潟応援サイト「にいがた暮らしガイダンス」
- 情熱大陸「雑誌編集長岩佐十良」
- BSNテレビ「ワンダフル新潟人」
- うまさぎっしり新潟「食のプロデュース会議」
- 朝日新聞be フロントランナー 2012年9月15日付
- ソロモン流【賢人:岩佐十良】
- DOTPLACE デザインの魂のゆくえ:第1部「経営にとってデザインとは何か。」③里山十帖篇
- ほぼ日刊イトイ新聞「経営にとってデザインとは何か」
- NEWS PICKS 雑誌、コメ、旅館を使って、地域をデザインする男
- SONY WEEKLY MAGAZINE 「里山十帖」で得られるものとは
- テレビ朝日『GRAND ATLAS』 上質の地図 2015年3月編集長 - ウェイバックマシン(2014年7月26日アーカイブ分)
- 東洋経済オンライン 「データ重視」の仕事に潜むこれだけのワナ 「デザイン的思考」を岩佐十良氏に聞く
- Yahoo! JAPAN 日本の定番選定委員会
- かみぷろ ザッツ・地方show!!