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船岡温泉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
船岡温泉
船岡温泉の外観(2018年4月)
料金 大人:490円(13歳以上)
中人:150円(6 - 12歳)
小人: 60円(5歳以下)
※2021年8月現在
営業時間 15:00 - 23:30
(日曜)8:00 - 23:30
休館日なし
所在地 京都市北区紫野南舟岡町82-1
座標 北緯35度2分12.88秒 東経135度44分40.48秒 / 北緯35.0369111度 東経135.7445778度 / 35.0369111; 135.7445778座標: 北緯35度2分12.88秒 東経135度44分40.48秒 / 北緯35.0369111度 東経135.7445778度 / 35.0369111; 135.7445778
交通 京都駅から市バス206号系統で「千本鞍馬口」下車、徒歩約5分
(詳細は#交通を参照)
開業 1933年昭和8年)
※公衆浴場施設としての開業年
浴場の特徴 サウナ露天風呂などあり
建物の特徴
建築年 脱衣場:1923年大正12年)
1928年昭和3年)改造
浴場:1932年(昭和7年)
※浴場内は後に近代的設備に改築
建築構造・様式 脱衣場:木造
浴場:鉄筋コンクリート
内部の構造 漆塗り格天井
文化財の指定等 国の登録有形文化財
2003年登録)
特記事項 前身は料理旅館「舟岡楼」
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船岡温泉(ふなおかおんせん)は、京都市北区紫野南舟岡町にある公衆浴場風呂屋)。船岡山南麓、鞍馬口通の南側に位置する。脱衣場(下駄箱やフロント、休憩所などを含む建物)や浴場(脱衣場の奥に繋がる浴室の建物)などが国の登録有形文化財に登録されている。

なお、「○○温泉」は上方における伝統的な風呂屋の屋号に多く見られるものであり、天然温泉を意味するものではない。

歴史・建物の特徴

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元は料理旅館「舟岡楼」であり、1923年大正12年)に建築された。1933年昭和8年)、特殊舟岡温泉と改称され、日本初の電気風呂を設けた[注 1]。戦中戦後に窮乏し、1947年(昭和22年)、一般公衆浴場(普通公衆浴場)として営業を再開した。

外観は料理旅館当時の姿を保つ。受付と浴場は近代的に改装されているものの、脱衣場(木造)は天狗源義経の彫刻があしらわれた漆塗り格天井第一次上海事変における肉弾三勇士などをモチーフとした欄間など、風呂屋としては破格の豪奢な姿を今に伝えている。また、脱衣場と浴場を結ぶ渡り廊下は、かつての菊水橋の一部を移築したものが使われている。

浴場自体は1932年(昭和7年)建築(鉄筋コンクリート造)のものを近代的設備に全面改築しており、薬草風呂、高温風呂、ジェットバス、電気風呂、水風呂打たせ湯サウナ露天風呂などが備えられている。中庭に面した露天風呂は、日替わりで男湯と女湯が入れ替わる。一方は檜風呂、もう一方は岩風呂である。なお、創業当初は煉瓦造であった[1]

2003年平成15年)7月に脱衣場浴場、隣接する旧船岡楼旧理髪店の計4つが国の登録有形文化財となっている。

施設情報

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営業時間

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  • 15:00 - 23:30
  • (日曜)8:00 - 23:30
  • 基本的に休館日なし

料金

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  • 大人:490円(13歳以上)
  • 中人:150円(6 - 12歳)
  • 小人: 60円(5歳以下)

所在地

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京都市北区紫野南舟岡町82-1

交通

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ギャラリー

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その他

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当風呂屋の東方、鞍馬口通沿いに現存する旧藤ノ森湯1930年〈昭和5年〉築、木造)も国の登録有形文化財に登録されている。なお、現在は風呂屋でなく飲食店等に転用されている[3][4]

脚注

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注釈

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  1. ^ 19世紀末の欧米に出現した電気風呂は、日本でも昭和に入るころにはかなり流行していた。 船岡温泉のそれは正式に許可を得た第一号であり、また現存最古のものと思われる。「電気風呂」の項目も参照。

出典

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  1. ^ 船岡温泉浴場 - 文化遺産オンライン:データベース(文化庁)
  2. ^ 銭湯の利用方法、京都府浴場組合、2021年8月16日閲覧。
  3. ^ 旧藤ノ森湯 - 文化遺産オンライン:データベース(文化庁)
  4. ^ 建物を転用営業している飲食店:さらさ西陣CAFE SARASA内の店舗公式ページ)

参考文献

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関連項目

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登録有形文化財に登録されているその他の風呂屋(銭湯)

外部リンク

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