舩橋晴俊
表示
(船橋晴俊から転送)
舩橋 晴俊(ふなばし はるとし、1948年7月17日 - 2014年8月15日)は、日本の社会学者。法政大学社会学部元教授。専門は、社会学理論、環境社会学。原子力市民委員会座長。環境社会学会の設立メンバー。妻は舩橋惠子[1]。
略歴
[編集]神奈川県中郡大磯町生まれ。大磯町立大磯小学校、大磯町立大磯中学校、神奈川県立平塚江南高等学校を経て、東京大学理科一類に入学[2]。1971年に東京大学工学部宇宙航空学科、1973年に東京大学経済学部経済学科をそれぞれ卒業[2]。1975年に東京大学大学院社会学研究科修士課程を修了、1976年に同博士課程を中退[2]。東京大学文学部助手、法政大学社会学部専任講師、同助教授を経て、同教授[3]。
2014年8月15日、クモ膜下出血のため神奈川県大磯町の病院で死去[4][5]。66歳没。
著書
[編集]単著
[編集]共著
[編集]- (長谷川公一・勝田晴美・畠中宗一)『新幹線公害──高速文明の社会問題』(有斐閣, 1985年)
- (長谷川公一・畠中宗一・梶田孝道)『高速文明の地域問題──東北新幹線の建設・紛争と社会的影響』(有斐閣, 1988年)
- (角一典・湯浅陽一・水澤弘光)『「政府の失敗」の社会学──整備新幹線建設と旧国鉄長期債務問題』(ハーベスト社, 2001年)
- (長谷川公一・飯島伸子)『核燃料サイクル施設の社会学──青森県六ヶ所村』(有斐閣, 2012年)
- (金山行考・茅野恒秀)『「むつ小川原開発・核燃料サイクル施設問題」研究資料集』(東信堂, 2013年)
- (今田高俊・鈴木達治郎・武田精悦・石橋克彦・山口幸夫・舩橋晴俊・千木良雅弘・山地憲治・柴田徳思・大西隆) 『高レベル放射性廃棄物の最終処分について 学術会議叢書(21)』(公益財団法人日本学術協力財団, 2014)
編著
[編集]共編著
[編集]- (長谷川公一・飯島伸子)『巨大地域開発の構想と帰結──むつ小川原開発と核燃料サイクル施設』(東京大学出版会, 1998年)
- (飯島伸子)『講座社会学(12)環境』(東京大学出版会, 1998年)
- (飯島伸子)『新潟水俣病問題──加害と被害の社会学』(東信堂, 1999年: 増補版2006年)
- (古川彰)『環境社会学入門──環境問題研究の理論と技法』(文化書房博文社, 1999年)
- (飯島伸子・鳥越皓之・長谷川公一)『講座環境社会学(1)環境社会学の視点』(有斐閣, 2001年)
- (宮内泰介)『環境社会学』(放送大学教育振興会, 2003年)
- (壽福眞美)『規範理論の探求と公共圏の可能性』(法政大学出版局, 2012年)
- (長谷部俊治)『持続可能性の危機──地震・津波・原発災害に向き合って』(御茶の水書房, 2012年)
- (田中重好・正村俊之)『東日本大震災と社会学──大災害を生み出した社会』(ミネルヴァ書房, 2013年)
- (壽福眞美)『公共圏と熟議民主主義──現代社会の問題解決』(法政大学出版局, 2013年)
翻訳
[編集]- G・コンラッド、I・セレニィ『知識人と権力──社会民主主義におけるあらたな階級の台頭』(宮原浩二郎・田中康博との共訳, 新曜社, 1986年)
- エアハルト・フリードベルグ『組織の戦略分析──不確実性とゲームの社会学』(レヴィ=アルヴァレス,クロードとの共訳, 新泉社, 1989年)
- ジュヌヴィエーヴ・フジ・ジョンソン『核廃棄物と熟議民主主義──倫理的政策分析の可能性』(西谷内博美との監訳, 新泉社, 2011年)
脚注
[編集]- ^ “舩橋晴俊・法政大教授死去 「原子力市民委員会」座長を務める(各紙)”. 一般社団法人環境金融研究機構 (2014年8月17日). 2023年2月4日閲覧。
- ^ a b c “こちら - 舩橋晴俊研究室”. paperzz.com. 2023年2月4日閲覧。
- ^ “環境社会学”. 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア. 2023年2月4日閲覧。
- ^ 法政大教授、環境社会学の舩橋晴俊さんがくも膜下出血で死去 著名人の葬儀 2014年8月16日閲覧
- ^ 法政大教授の舩橋晴俊さん死去 原子力市民委員会座長 朝日新聞デジタル 2014年8月17日閲覧