色種
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色種(しきしゅ、スージョン)は、青茶(烏龍茶)の銘柄の1つ[1][2]。生産量は全烏龍茶の半分弱を占める[2]。
概要
[編集]中華人民共和国福建省の安渓県、漳州市において、鉄観音以外の本山(ほんざん)、梅占(めいせん)、福雲などの品種をブレンドした銘柄である[1][2]。
製法が鉄観音と似ているため、茶葉の形状も鉄観音に似ている[2]。ブレンド茶であるため、同じ「色種」でも質の差は大きい[1]。
歴史
[編集]1950年代に安渓県で製造される青茶の茶葉のうち、鉄観音種、烏龍種以外の50あまりの品種の総称として「色種」という呼称が使われるようになった[1]。
今日では上述のようにこれらの茶葉をブレンドした銘柄としても「色種」が用いられる[1]。
福建省南部の茶葉でブレンドされるため、福建省南部を指す「閩南」を付けて、閩南色種(びんなんしきしゅ)とも呼ばれる[1]。