芝山幹郎
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芝山 幹郎(しばやま みきお、1948年[1] - )は、日本の翻訳家、随筆家、評論家、詩人。
略歴
[編集]石川県金沢市生まれ。東京大学文学部仏文学科卒業。詩集『晴天』(書肆山田、1972年)で詩壇に登場し、後に翻訳、評論の分野で精力的な活動を行う。
スポーツ、映画にも造詣が深く、1993年から2000年まで「キネマ旬報」に「オールモスト・クール」を、2000年から2009年1月まで日本経済新聞土曜版に「今週の1本」を連載したほか、「月刊メジャー・リーグ」「週刊サッカーマガジン」などにも随筆や評論を掲載している。
著書
[編集]- 『晴天』(書肆山田) 1972
- 『映画は待ってくれる』(中央公論社) 1998
- 『アメリカ野球主義』(晶文社) 1998
- 『大リーグ二階席』(晶文社) 2005
- 『映画一日一本 DVDで楽しむ見逃し映画365』(朝日新聞社、朝日文庫) 2005
- 『アメリカ映画風雲録』(朝日新聞出版) 2008
- 『映画は遊んでくれる』(清流出版) 2010
- 『今日も元気だ映画を見よう 粒よりシネマ365本』(KADOKAWA、角川SSC新書) 2014
- 『映画西口東口』(Pヴァイン) 2015
- 『スポーツ映画トップ100』(文藝春秋、文春新書) 2018
- 『スターは楽し 映画で会いたい80人』(文藝春秋、文春新書) 2019
編著・共著
[編集]- 『アメリカンカルチャ― 45-50 日本の戦後にとってアメリカとは(1)』(編著、三省堂) 1981
- 『アメリカンカルチャ― 60s 日本の戦後にとってアメリカとは(2)』(編著、三省堂) 1981
- 『アメリカンカルチャ― 70s 日本の戦後にとってアメリカとは(3)』(編著、三省堂) 1981
- 『新・イチロー伝説』(ロバート・ホワイティング共著、ベースボール・マガジン社、新書) 2009
翻訳
[編集]- 『フィットネス・ウォーキング』(ロバート・スウィートギャルほか、マガジンハウス) 1988
- 『ウォール街』(ケネス・リッパー、文春文庫) 1988
- 『カクテル』(ヘイウッド・グールド、文春文庫) 1989
- 『「アフリカの女王」とわたし』(キャサリン・ヘプバーン、文藝春秋) 1990、のち文庫
- 『シド・フィンチの奇妙な事件』(ジョージ・プリンプトン、文藝春秋) 1990、のち改題文庫化『遠くからきた大リーガー : シド・フィンチの奇妙な事件』
- 『楽しい地獄旅行 : 世界紛争地帯過激レポート』(P・J・オローク、河出書房新社) 1991
- 『リーダーになる』(ウォーレン・ベニス、新潮文庫) 1992
- 『Me キャサリン・ヘプバーン自伝』(キャサリン・ヘプバーン、文藝春秋) 1993、のち文庫
- 『人物画』(ケイト・クリッペンスティーン、山本容子銅版画、文藝春秋) 1993
- 『ニードフル・シングス』上・下(スティーヴン・キング、文藝春秋) 1994、のち文庫
- 『ジョー・マーチャントはどこにいる?』(ジミー・バフェット、文藝春秋) 1995
- 『フォー・ルームス』(Q.タランティーノ他、新潮文庫) 1995
- 『フロム・ダスク・ティル・ドーン』(クエンティン・タランティーノ、新潮文庫) 1996
- 『エンジェル・トーク 天使の涙完全版』(クリストファー・ドイル写真、プレノン・アッシュ) 1996
- 『無敵の漂流者』(クリストファー・ドイル写真、プレノン・アッシュ) 1997
- 『野球術 監督術・投球術』(ジョージ・F・ウィル、文藝春秋) 1997、のち『監督術』上・下として文庫
- 『野球術 打撃術・守備術』(ジョージ・F・ウィル、文藝春秋) 1997、のち『監督術』上・下として文庫
- 『ブエノスアイレス飛行記』(クリストファー・ドイル、プレノン・アッシュ写真、プレノン・アッシュ) 1997
- 『不眠症』上・下(スティーヴン・キング、文藝春秋) 2001、のち文庫
- 『Playboy50年 the photographs』(ジェームズ・R・ピーターセン解説、集英社) 2003
- 『Playboy brunettes』(ジェームズ・R・ピーターセン解説、集英社) 2005
- 『Playboy blondes』(ジェームズ・R・ピーターセン解説、集英社) 2005
- 『Playboy redheads』(ジェームズ・R・ピーターセン解説、集英社) 2005
脚注
[編集]- ^ 芝山幹郎、『映画一日一本 DVDで楽しむ見逃し映画365』、朝日新聞社、2005年、ISBN 4-02-261496-X。
外部リンク
[編集]- 筆者プロフィール&記事一覧 ~ 筆者 = 芝山幹郎(『Sports Graphic Number』ウェブサイトのコラム一覧)