芦広
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芦広
性別 | 男性 |
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国籍 | 日本 |
生年月日 | 不明な値 |
死亡年月日 | 不明な値 |
職業 | 浮世絵師 |
師匠 | 浅山芦国 |
活動地 | 大阪 |
活動開始 | 1816 |
活動終了 | 1824 |
コレクション所蔵者 | ボストン美術館 |
作者の著作権状態 | 著作権保護期間満了 |
芦広(あしひろ、生没年不詳)とは、江戸時代の大坂の浮世絵師。
来歴
[編集]蘭英斎芦国の門人かといわれる。大坂の人。作画期は文化13年(1816年)から文政7年(1824年)にかけてで、役者絵を描いている。
作品
[編集]- 「三うら荒次郎・市川鰕十郎」 大判錦絵2枚続の内 池田文庫所蔵 ※文化13年3月、大坂角の芝居『三月開嬉心船橋』より。芦郷との合作
- 「八枚続之内 中村歌右衛門」(雨乞小町) 大判錦絵 池田文庫所蔵 ※文化13年3月、角の芝居『其九絵彩四季桜』より。「檜扇の かさしも知らし 紙雛 芝翫讃」の句あり
- 「千くさひめ・かなふみんし」 大判錦絵2枚続の内 池田文庫所蔵 ※文化13年9月、大坂中の芝居『濃紅葉小倉色紙』より。丸丈斎国広との合作。ただし実際には千くさひめは初代中村歌六が演じており、かなふみんし(叶岷子)は病気により休演している。
- 「快介・中村歌右衛門 蘭ぎく・中山よしほ」 大判錦絵2枚続 池田文庫所蔵 ※文化13年9月、角の芝居『風流つり狐』より
- 「おかじ・叶珉子 すて若丸・あらし吉三郎」 大判錦絵2枚続 池田文庫所蔵 ※文化14年正月、中の芝居『児淵花白浪』より
- 「すたすた坊主・さぎ娘 中村歌右ヱ門」 大判錦絵 池田文庫所蔵 ※文化14年3月、角の芝居『莫恠踊化姿』より
- 「源左衛門・中村歌右衛門 勇介・市川団蔵」 大判錦絵 池田文庫所蔵 文政7年9月、角の芝居『三月開嬉心船橋』より
参考文献
[編集]- 日本浮世絵協会編 『原色浮世絵大百科事典』(第2巻) 大修館書店、1982年 ※10頁
- 『上方役者絵集成』(第1巻) 財団法人阪急学園池田文庫、1997年
- 『上方役者絵集成』(第3巻) 財団法人阪急学園池田文庫、2001年