芳川友幸
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芳川 友幸(よしかわ ともゆき、生没年不詳)とは、江戸時代の浮世絵師。
来歴
[編集]師系不詳。天明2年(1782年)に黄表紙『其数々酒湊』(そのかずかずさけのみなと)三巻を自画作で刊行しており、また明和2年(1765年)の絵暦「見立琴高仙人」と翌明和3年の絵暦「見立卒都婆小町」には「友幸工」という落款があり、これも同一人とされる。『浮世絵師伝』は姓を「菱川氏」とし、『原色浮世絵大百科事典』にも「菱川氏、あるいは芳川氏か」とあるが、その他の文献には「芳川」とある。「友幸」の読み方についても『浮世絵師便覧』と『浮世絵師伝』では「ト」の項に入れており「ともゆき」とするが、『原色浮世絵大百科事典』では「ゆうこう」としている。
参考文献
[編集]- 飯島半十郎(虚心) 『浮世絵師便覧』 1893年 ※国立国会図書館デジタルコレクションに本文あり[1]。
- 井上和雄編 『浮世絵師伝』 渡辺版画店、1931年 ※国立国会図書館デジタルコレクションに本文あり[2]。
- 日本浮世絵協会編 『原色浮世絵大百科事典』(第2巻) 大修館書店、1982年 ※131頁
- 棚橋正博 『黄表紙総覧 前篇』〈『日本書誌学大系』48 - 1〉 青裳堂書店、1986年