若城希伊子
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若城 希伊子(わかしろ きいこ、1927年4月4日 - 1998年12月22日)は、日本の作家、評論家、脚本家、翻訳家。
略歴
[編集]東京都渋谷区生まれ。日本女子大学卒、慶應義塾大学文学部国文科卒、折口信夫に学んだ。 脚本家として活動するほか、映画ノベライズを翻訳。
1971年ラジオドラマ「青磁の色は空の色」で芸術祭優秀賞受賞。以後小説、ノンフィクション、評論などを刊行、最初の単行本『十五歳の絶唱』はロングセラーとなった。 1978年『ガラシャにつづく人々』で第79回直木賞候補、1983年『小さな島の明治維新』で第2回新田次郎文学賞受賞。
著書
[編集]- 『十五歳の絶唱 骨肉腫で亡くなった川畑朋子さんの記録』(秋元文庫) 1975、のち秋元ジュニア文庫 1982、のち改題『十五歳の絶唱:骨肉腫で逝った川畑朋子さんの感動の記録』(秋元新書) 1983
- 『小説 オードリー・ヘプバーン』(秋元文庫) 1977
- 『ガラシャにつづく人々』(女子パウロ会) 1978
- 『ともに生きる 福祉のこころを求めて』(日本基督教団出版局) 1978
- 『源氏物語の女』(日本放送出版協会) 1979
- 『十五歳の絶唱ノート』(秋元文庫) 1980
- 『近代を彩った女たち』(ティビーエス・ブリタニカ) 1981
- 『小さな島の明治維新 ドミンゴ松次郎の旅』(新潮社) 1982
- 『十五歳のきらめきの中で 恵美子絶唱』(秋元新書) 1983、のち改題『十五歳のきらめきの中で』(秋元文庫) 1985)
- 『日本人の福祉 “やわらかい心"を求めて』(日本放送出版協会、NHKブックス) 1984
- 『愛・十五歳の絶唱』(秋元文庫) 1986
- 『政宗の娘』(新潮社) 1987
- 『空よりの声 私の川口松太郎』(文藝春秋) 1988
- 『光源氏の世界』(朝日文庫) 1990
- 『光源氏の舞台』(若城誠一写真、朝日新聞社) 1992
- 『源氏物語との対話 やはらかなるなむよき』(東京書籍・選書) 1992
翻訳
[編集]- 『芽ばえ』(ズルリーニ、秋元書房) 1958、のち秋元文庫 1973
- 『朝な夕なに』(フルダレック、秋元書房) 1958、のち秋元文庫 1973
- 『オーケストラの少女』(クラーリイ、秋元書房) 1958
- 『三月生れ』(ピエトランジェリ、秋元書房) 1959、のち秋元文庫 1973
- 『めざめ』(ペータースゾン、秋元書房) 1959
- 『みんなが恋してる』(カンパニーレ, フランチオサ、秋元書房) 1959